立つ鳥今日はその瞳に どんな一日を映すのかしら 誰よりもあの人らしい日を過ごして欲しい そして誰に吹くより優しい風が あの人の背中を押してくれるといい その景色は きっと何より綺麗 わたしもいつかその景色をこの瞳に映せるといいのだけれど… そういったわたしの背中に向かって吹いた風は 吹き抜けるように強く駆け抜けていく それはまるであの人のようで わたしは置いていかれぬよう 勢いよく地面を蹴り上げた