広報ねやがわ4月号が配布されています。
令和5年4月号/寝屋川市 (city.neyagawa.osaka.jp)
「動かさない」「待たせない」
-市民サービスを提供します-
それはいいことですね。
では、その中身は…なんと出来てもいない「空手形」
驚いたのは私ばかりではなく、職員の皆さんも同様。
これから春の業務繁忙期。
6月には国民健康保険の減免申請等の繁忙事務もあります。
ぜひ皆さん、広報記事の内容を確かめてください。
市長の思い込みだけで発信する。実態が追いつかない。
そして終身雇用の公務員数だけが増えている。
いまの寝屋川市政の問題点が凝縮されています。
【混雑状況に応じて窓口を柔軟に変更?】
ここで言う「窓口専門職員」というのが
いわゆるホテルのような接客をするとして採用した「接客のプロ」
市長は当初、この職の方々を48人採用する予定でしたが
その前に計上された被服費予算(制服代)を議会から減額修正したことが抑止力となり
19人に抑制されました。
この職の皆さんが複数の手続きに対応でき
混雑状況に合わせて対応する窓口を柔軟に変更する、とありますが
戸籍・住基業務と(一部)市税の業務くらい、というのが実態のようです。
また、仮に窓口業務だけを知っても
市税や国民健康保険等、各種業務の中身までを熟知しなければ
窓口で対応しきれず、バックヤードの職員が対応しなければならないことになります。
(対応が複数人に跨がり、さらにお待たせすることも)
表面だけを繕っても「お待たせしない」窓口は実現しないのです。
そのことを現場の職員さん方は知っています。
市長だけが思い込んでおり、それが今回の広報記事になっているようです。
これでさらに、市長の思い込み一つで
窓口専門職員が増員されると、悲惨です。
市長は広報記事で「窓口担当部局で職員数を増やしていない」と言いますが
市全体では直近4年で60人の職員増加(終身雇用)になっています。
《私なら、こうする》
私は、民間委託(市として地方独立行政法人を設置。経験深い退職職員の活用を促進)による業務スリム化、デジタル化・オンライン化による来庁不要の役所を作ります。
【3者同時コミュニケーションツール】
市広報「複数の部署にまたがる関連業務の相談を1つの窓口で行えます」
実態:テレビ電話が繋がっているに過ぎない。申請手続きはできず、最後はその窓口へ行かなければならない。
誇大広告としか言いようがありません。
今後、具体の業務で実現してから宣伝すべきです。
【寝屋川市駅前は駐車場難民が増える?】
市民サービスを寝屋川市駅前に集約します!とありますが
((仮称)駅前庁舎(旧大阪電通大駅前キャンパス))
専用駐車場がありません。
周辺の複数コインパーキングと提携するとの方針ですが
アルカスホールなどでイベントがあれば満車になりますし、
どこが空いていてどこが満車なのか
現地まで行かなければ判らない、ということになります。
子どもの検診会場にも使うとのことですから
駐車場がないのは致命的です。
《私なら、こうする》
私は(仮称)駅前庁舎ではなく
駐車場がある現在の本庁舎(寝屋川市本町)に
福祉部局も含めてすべての窓口を集約をします。
そして、本庁舎へは東西南北、どの地域からでも
公共交通機関でアクセスできる体制を構築します。
なお、旧電通大キャンパスは
危機管理、教育委員会などの内勤部局の部署と(福祉を本庁舎に入れるために押し出される)
生涯教育施設の設置に活用します。