令和2年から「乗合いワゴン事業」が
成田地区、河北地区、仁和寺・点野地区で実証事業として開始されました。
・各地区に住む70歳以上の方が利用できる(無料)
・利用可能時間帯は平日日中。利用希望者はその間に運転手へ電話する。
・各地区内のみの運行(ご自宅から路線バス停留所)
・各地区に近い、特定の商業施設へは運行する。
利用者にとって利便性が悪い(中途半端)、ワゴン車の稼働率が極めて低調
などの理由で、以下のように変更されました。
・乗合いワゴン事業、改め、乗合い事業(タクシー)へ
(この事業のために市が購入したワゴン車3台は不要に)
・3地区内での移動が原則ですが、地区外への医療機関への運行が可能となりました。
(例:成田地区であれば関西医大香里病院まで。300円必要)
【問題点指摘】
なんでも「市がやります」「寝屋川市独自です」という
市役所の自前主義が根底にあります。
・路線バス事業者との旅客のバッティングを避けるためか、運行エリア等の利便性が極めて低い。
・実証事業にはじまり満3年が経過してなお、3地区の住民限定という不公平感。
・「乗合い」になっていない。実質、不便な「タクシー無料サービス」に。
・利用者登録も事前予約も不要である反面、70歳以上を確認する手法が確立されていない(アナログ過ぎる管理)
【私、井川が目指す公共交通のあり方】
現行の乗合い事業は
・3地区限定、70歳以上誰でもという設定を変更します。
⇒全市を運行します。但し「真に移動困難で福祉を必要とする人」に限り事前登録のうえ利用可能に。
・大手通信会社等が提供するAI運行システムを導入し、現在のような単独ユーザーの利用ではなく、真の「乗合い」事業となるように変更します。
加えて、
主要な公共施設、大型商業施設を結ぶ巡回バス
京阪電車駅・JR寝屋川公園駅を結ぶバスを
民間委託(もしくは路線補助)にて導入します。
公共交通の政策全部を通じて
マイナンバーカードを利用者証として、またバス運賃等の補助に、フル活用してまいります。
【追伸】
マイナンバーカードの申請方法等がわからない、使い方がわからない、という方もおられることでしょう。
今後さらに、公共サービス提供におけるインフラとなる仕組みですので
市が期間限定の専門人員を置いてでも、この申請・利用を市民の皆さんに徹底的にアシストするべきです。
そしてマイナンバーカードの普及をはかるべきです。
旧来、マイナンバーカードの交付率が国平均、大阪府平均を若干上回っていた本市は
現在の市政になって、その両方を下回る自治体になってしまいました。
これも「市役所自前主義」の弊害と言えます。