3月定例会で議題となりました
令和3年度当初の寝屋川市一般会計予算につき
議員提案により修正案を提出。
議会最終日の3月22日、

修正案を賛成多数で可決しました(昨年度に引続き2年連続)


しかし、昨年度とは違い

のちに市長が「修正案に異議がある」として再議に付し
さる3月25日に臨時議会が招集されました。

再議では「出席議員の2/3の賛成(議長も採決に参加)」が必要であり
修正案賛成14人、修正案反対10人で「修正案否決」となりました。

修正予算案を提出(賛成)したのは
私が会派代表を務めるねやがわ未来議員団9人(議長を除く)
大阪維新の会議員団4人、合計13人。
再議の際は、議長も採決に加わり修正案に賛成(合計14人)

 

修正案に反対したのは
公明党市会議員団、日本共産党市会議員団、

元橋理浩議員、森本雄一郎議員、合計10人。

 

私たちは、一体何を予算修正したのか。
市長肝いりの窓口改革、いわゆる「接客のプロ(窓口専門職員)」17人分の報酬等82,409千円を減額する修正です。

 

なお、昨年度は当該人員のユニフォーム代(被服費)を減額修正。

議会から唐突に修正を仕掛けたのではありません。

この1年間、複数の議員から、疑義を質し続けたのです。

しかし、市長は強行突破した訳です。

 

当該職種の皆さんの名誉のために申し添えます。
業務には、大変ご尽力いただいているのです。
しかし、これからの自治体経営のあるべき姿を熟考すれば

政策として著しくミスマッチなのです。

 

昨年度、単年度契約職員(会計年度任用職員)として採用して
僅か1年で市長が、当該人員の正規職員化を決めてしまったことも含め

経費(庁内全体の定数増に繋がる)の経常的増加
機械化、自動化、オンライン化トレンドが進むなかにあっての

人員の固定化、窓口形態の固定化を生むとして

世の中の大きな潮流とのミスマッチに疑義を質したのです。


その詳細については、市長による再議への質疑の
本会議動画がアップされたときにお示ししてまいりますが

まず、この政策の要点を知っていただくに
同僚の吉羽議員のブログが分かりやすいので、リンクを貼り付けておきます。

 

 

結果として、再議を経て修正案は否決となりました。

地方自治法で規定された市長の権利でもあり、制度です。

 

しかし、声を大にして申し上げたい。

市民の皆様にとり、真にこの政策が正解なのか。

私たち14人は、信念を持って「NO」を突きつけました。

そして、再議に必要な16人の賛成を取れなかったけど

過半数を優に超える14人の議員が「NO」と示したのです。

 

予算は修正できませんでしたが

最後、予算に附帯決議(こちらは過半数で可決)をつけました。

内容は以下のとおり↓

 

議案第20号 令和3年度寝屋川市一般会計予算

に対する附帯決議

 

平成15年に第27次校区問題審議会の答申を受け、17年が経過した。

市立小中学校における小規模校は令和3年度に9校となる見込みであり、更に今後、過小規模校が生まれる可能性が高い状況下、児童・生徒の教育環境を早急に改善すべきである。

また、市教育委員会は学校施設長寿命化計画の策定、拡大親子方式の給食調理場設計業務を予定しているところ、学校区設定に関する適正化議論により、その整備方針には大幅な変更を生じうる。

子どもの教育環境整備、公共施設整備の最適化を図る観点から、第28次校区問題審議会を早期に実施することを求める。

 

窓口専門職員の人件費等を減額する修正案につき、再議が行われたことは遺憾である。可決に必要となる16人の賛同を得られずに否決となったが、修正案賛成者は14人おり、24人定数の寝屋川市議会における過半数を超える意思である。このことを重く受け止め、修正部分に係る事務執行につき留意されたい。

 

賛成者は、先の修正案と同様に

ねやがわ未来議員団9人(議長を除く)、大阪維新の会4人です。

予算修正は敵いませんでしたが

附帯決議も含め、我々にやれることは、やり切りました。

今後、市民の皆さんに問いかけていきたいと思います。

 

************************

 

さて、窓口のことは象徴的一事です。

そのほか、当初予算案については

第四中学校の施設一体型小中一貫校建設を筆頭格に

多岐にわたる政策につき疑義を質しております。

 

わが会派、ねやがわ未来議員団の代表質問の動画をアップしておきます。

全編は大変長時間に亘りますので

下記【②答弁・再質問編】の〔1時間38分40秒〕経過時点から

ご視聴いただけますと、手早く雰囲気を感じて頂けると思います。

 

【①一括質問編】

 

【②答弁・再質問編】