都構想の話題は、一度スキップいたしまして…
先般、大阪府より発表の
南海トラフ巨大地震が発生する際の被害想定が
新聞報道されました。
寝屋川市においては、震災発生後1か月経過時点で
上水道の断水率が3割
避難所生活者の割合が4割、と想定。
水はライフラインの最上位。
地域の危機管理は、ここに注力しなければなりません。
【水ができて、利用するまでのフロー】
①淀川にて取水
→②大阪水道広域企業団、大阪市営水道、寝屋川市上下水道にて浄水
→③寝屋、高宮の配水場
→④市内7か所の配水池系
→⑤水道管を通って、各世帯へ
津波により、①の淀川に塩水が上がっては取水できません。
但し、河川の水は自然流下するので
この影響は数日で解消されます。
②の浄水機能、③~④の配水機能の耐震性は万全か。
本市の水道計画では現在、ここに力点が置かれています。
さて、⑤の水道管。
地盤の液状化が、水道管の破壊をもたらすというのです。
下記URL(大阪府)の「耐震化適合率」をご参照ください。
http://www.pref.osaka.lg.jp/kankyoeisei/suido/genkyo-23.html
比較的新しくできた郊外の街や
人口の少ない街などは適合率は高く
昭和以前に拓けた街は、その率は低い傾向にあります。
本市の水道管総延長、600キロメートル。
管路の更新ペース、2キロメートル/年。
本市に限った話ではないですが、数百年かかるペースです。
現実として「できること」「できないこと」を仕分けしつつ
「できること」には集中投下。
「できないこと」には他の準備を考える(水の備蓄を一層充実させる、など)
議会審議のなかで種々、問いかけてまいります。