10/15(火)~17(木)までの3日間
平成24年度の決算審査が行われました。
決算は議員27名全員ではなく
決算審査特別委員会(10名)で行われます。
小生も今年、決算審査委員に当たっておりましたので
3日間の集中審議を行ってまいりました。
株式会社では
1年間の「営業成績」として決算が最重要。
営利目的の組織ですから、利益を出して「配当」すること
あるいは「株主資本の充実を図ること」が求められます。
他方、市役所は
営利目的の組織ではありません。
「一年間の市税、交付税、補助金等」は
基本的に「一年間の行政サービス」において活用します。
年度間の受益・負担の公平性を保つためです。
ゆえに、官庁会計は
「入るお金」「出るお金」の収支均衡が基本です。
(不測の事態への備えや、目的をもって積み立てる基金はあります)
黒字に越したことはなく、慢性赤字はNGですが
その表面上の収支に固執するよりは
黒字、赤字の要因(中身)を精査し
財政健全性の本質を見抜くことが、もっと大切です。
~なお、民間企業の黒字・赤字は「損益」
官庁会計の黒字・赤字は「収支(お金の出入)」
この両者を混同する議論があまりに多いので
余談ですが追記いたします。
膨大な資料に、埋もれそうになりながらも…
市役所の、すべての事業をぶっ通しで質疑し
頭の中にインデックス(目次)ができたような気がします。
では、肝心の平成24年度決算がどのようであったか。
長くなりますので…次回のブログでご紹介します。