寝屋川市役所では、(エリアとしての)寝屋川市

および市役所のイメージアップを図る目的から

「ブランド戦略室」というものが設置されています。

http://www.city.neyagawa.osaka.jp/index/soshiki/brand.html


他市においては

「観光課」のような部署にあたるのでしょうか。


業務の一例を申しますと…

たとえば、鉄道駅起点のガイドブック

「ワガヤネヤガワMAP」を作成しています。


香里園編

http://www.city.neyagawa.osaka.jp/index/soshiki/brand/gaidobukku-kourienn.html


萱島編

http://www.city.neyagawa.osaka.jp/index/soshiki/brand/_19892.html


(市内にはあと2駅あり、順次制作予定とのことです)


生活のなかに溶け込んで、普段は目につかない風景も

洒落た冊子にて取り上げ解説をされると

まちの歴史や文化を再考するきっかけにもなるものです。


刊行にあたっては、雑誌社がその企画にあたっています。

「杓子定規」といわれる市役所のなかで、特徴的な取り組みと言えます。




ここから本題。

「一粒で二度おいしい」についてです。


某製菓会社キャラメルのキャッチでしたか。

お買い得感のあるフレーズです。



市役所内の複数部署や、事業者との合作で

「ひとつの予算で、複数の目的に」

あるいは「複数の予算を、(大きな)ひとつの目的に」

というような、施策の実効性向上を目指す。


3月議会における予算審議にて

このような提案を行ってまいりたいと考えております。


たとえば…

「産業振興条例(案)」が上程されます。


事業者、産業経済団体、教育機関、消費者

および寝屋川市(行政機関)が有する責務、役割についての

基本的な理念、方針を定めるものであります。


条例上の「寝屋川市の役割」を考えるとき

その該当する部署は、庁内全体であります。



先のガイドブックの設置場所は庁舎および市内鉄道駅ですが

たとえば、宅地開発事業者において

販促ツールに使えるのではないでしょうか。

「潜在的な本市への移住者の確保」という目的で

行政と事業者の目的が一致するはずです。


また、福祉予算を産業振興と兼ね合わせ活用する

というのも一考です。


先の12月議会にて

(高齢者向け)買い物支援事業として

市から地域団体への「車両貸与事業」が議決されました。


「老人福祉費」として予算計上されましたが

「産業振興費」として(地域団体ではない)市内事業者が

車両運行する方式も考えられると思います。



何を行うにも財源は限られます。

また、行政サービスとして行える事業の範囲は

無限ではありません。


だからこそ

市役所内の部署間、あるいは事業者との協業により

または市役所と市内在住の皆さんとの協働により

ひとつの投資(一粒)の価値を、最大化する(二度おいしい)。


そのようなお訴えをしてまいります。