2015年12月1日
大学3年生
僕は、難病指定を受けました。
潰瘍性大腸炎というお腹の病気です。
就職活動直前でした。
なんで、この時期にやねん。
なんで、一生治らへんねん。
なんで、僕やねん。
なんで。なんで。なんで、、、
頭の中は、なんで?でいっぱいでした。
周りの友達は、みんな就職活動を本格的に始めていました。
それとは対照に、僕は、家から出られない日々。ベットかトイレを往復する毎日。真っ赤に染まる便器を見て、憂鬱。
ひとり取り残されているような気がしました。
友達から連絡がきました。
"耕平、最近就活どうなん?"
"ぼちぼちやってるで"
ウソついてました。
なんか、本当のことを言うのが嫌だったんですよね。ずっと健康だった僕が難病を患ってしまったという事実が恥ずかしかったのか、同情されたくなかったのか、、、
いろんな感情がごちゃごちゃになって、結果、皆にはずっとウソをついていました。
SNSも、全部消しました。
周りの人の活動を見るのがしんどくなりました。
嫉妬、苛立ち、孤独、不安、、、
自分が嫌いになりました。
とにかく、時期が時期でした。
焦る気持ちもありながら、自分の身に起きている不可解なことに苦しむ毎日。
当時の僕は、これから先の自分の未来に不安しかありませんでした。
いや、未来がないかもしれないとまで思っていました。
、、、
とまぁ。
つらつらと過去のことを振り返りながら、記しましたが、今思えば、この就職活動直前という時期でよかったと思っています。
当時は、そんなこと1ミリも思えませんでしたが。笑
そして、言葉を選ばずに言うと、僕は、病気になってよかった。
じゃないと、この場でこうやって皆さんに言葉をお届けすることもなかったでしょうし、自分が本当にしたかったことにも気づけていなかったと思います。なにも考えずに、就職していたと思います。
何より、たくさんの方々に支えられて僕は生きてるんだな、生かされてるんだなって、本当の意味で気づくことはできていなかったと思います。
"人間万事塞翁が馬"
忍者のボスから教えてもらった、好きな言葉です。
その時起きた出来事が、マイナスのことだったとしても、それは、もしかしたらプラスの出来事に転ずるかもしれない。逆もまた然り。
物事に対して、一喜一憂せず、長い目で見て生きることを知りました。
全ての出来事に意味があると思っています。
何はともあれ。
今生かされていることに感謝しています。
なんか、取り留めのない文章になってしまいましたが、これでこの回は終わろうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました☺︎
次は、"自分を見失い、お寺に駆け込んだ"話について記そうと思います。
では、また!
こへ蔵