6月2日

 

音楽プロデューサーの高久光雄さんが

先月28日に死亡した。78歳だった。

高久さんが代表取締役を務めた

ドリーミュージックアーティストマネージメントが

発表した。

発表文で「令和6年5月28日夕暮れ前に

78歳にて永眠いたしました」と報告し

「ここに生前のご厚誼を深謝し謹んで

お知らせ申し上げます」と伝えた。

ソニーミュージック時代、ディレクターとして

ミッシェル・ポルナレフ、矢沢永吉、南佳孝、

などを担当し、数多くのアーティストを手がけた。

 

CBSソニー時代、直接のディレクターではなかったが

事あるごとに色々とアドバイスをもらいました。

口癖は

『矢沢の場合はさ・・』

『佳孝(よしたか)なんかはね・・』

とても興味深い話をたくさんしてくれました。

 

一番印象に残っているのは

『いいか大友、新曲やニューアルバムのプロモーションの時

一日に5社の取材を受けたらきっちり同じことを話す事。

そして、一番目よりも二番目・三番目と常に新鮮に話せ

そして一番最後の取材では“初めて話すように”伝える事』

これはその後もいつも守ってやってきました。

 

矢沢さんの楽曲に「Mr.T」という曲がある

高久さんは“俺のことを歌っているんだよ!”

自慢げに言ってました。

本当のところは定かではありませんが・

一つの時代を築いた名物ディレクターが

逝ってしまいました。

冥福をお祈りいたします。