12月2日

 

かぐや姫の「神田川」や

キャンディーズの「優しい悪魔」に

梓みちよの「メランコリー」などで知られる

作詞家・喜多條忠さんが

11月22日御前06時

肺がんのため横浜市内の自宅で死亡した。

74歳でした。

 

文化放送で放送作家をしていた1973年

自身の学生時代の体験をヒントに書いた

「神田川」を、南こうせつさん率いる

フォークグループ“かぐや姫”が歌い

ミリオンセラーとなった

続く「赤ちょうちん」「妹」でも

つましい若者の暮らしを描き

「四畳半三部作」として親しまれた。

 

特に「神田川」制作のエピソードが面白く

何と1時間とかからずに完成したという。

手もとのチラシの裏に30分かそこらで

詞を書き上げそれを電話で伝えると

こうせつさんが5分後には

ギターでメロディーを作り終えたそうだ。

 

一度、毎年08月に広島でやっている

原爆養護施設での慰問ライヴで

こうせつさんから

「康平ちゃん!たまには神田川を歌ってみない?」

といきなり言われ、2番を歌ったことがあった。

難しかった・・・

こうせつさんは

「康平ちゃん!上手いじゃないか!」と褒めてくれたが

いえいえ“この曲”は

こうせつさん以外には歌えません!!!
 

またひとつ大きな星が逝ってしまった

ご冥福をお祈りいたします