【ヴォルフスブルク vs. ハノーファー 4:1(2:1) 2011.11.19】
ニーダーザクセンダービー。ヴォルフスブルクは、4勝7敗1分の勝ち点13で13位。システム、スタメンが定まらず、いわば迷走状態。一方のハノーファーは、5勝3敗4分の勝ち点19で6位。第10節では、バイエルンに勝利を収めるなど、着実に勝ち点を積み上げています。
前節、ドルトムントに5失点の大敗を喫したヴォルフスブルクは、スリーボランチを採用、守備を意識したシステムに。しかも、サリハミジッチ、ジョズエ、そして長谷部という、ポリバレントな3人を起用。誰かが攻めれば、誰かが守る。空いたスペースを埋める。隙のない中盤でした。
前線は、デジャガ、マンジュキッチ、ク・ジャチョル。スリートップですが、デジャガとク・ジャチョルは攻撃的MF。マンジュキッチはFWですが、前後左右にハードワーク。3人が、高い位置でプレッシャーをかけ、自由にポジションを入れ替えるので、ハノーファーはまともな攻撃ができません。
中盤から前でボールをキープできるので、両SBのシェーファー、トレシュも上がりやすくなりました。これで、ヴォルフスブルクが完全にゲーム支配。前半22分、トレシュのセンタリングを長谷部がスルー、これをサリハミジッチが決めて先制。長谷部の、気の利いた頭脳プレーでした。
前半36分には、デジャガのCKをCBクリスが折り返すと、またもやサリハミジッチ。前半43分、CKから失点してしまいましたが、後半55分、CKからトレシュが右サイドのデジャガに展開。センタリングに、CBクリスがフリーで合わせて、ヴォルフスブルクが突き放します。
試合をコントロールしていたにも関わらず、前半終了直前に失点。嫌な流れになる可能性もあっただけに、貴重な得点でした。後半58分、ハノーファーは、得点源のFWコナンが、何と長谷部にボールをぶつけて一発退場。イライラが募っていた、ハノーファーを象徴する出来事でした。
後半74分、ヴォルフスブルクは、CBマドルンクが、目の覚めるようなFKでダメ押し。こんなシュートを打てるとは思っていなかったので、正直驚きましたね。今節のMVPは、何といってもサリハミジッチ。ドッペルパックに加え、オフ・ザ・ボールの動きも「さすが」の一言に尽きますね。
トレシュ、長谷部は、ふたりともボランチ、右SBができますが、今日の組み合わせの方がいいですね。トレシュは、右SBでも十分に攻撃力を発揮できますし、長谷部の展開力は、ボランチでないと生かせません。いずれにしても、ようやくヴォルフスブルクの形が見えたような気がします。
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【バイエルンミュンヘン vs. ボルシアドルトムント 0:1(0:0) 2011.11.19】
9勝2敗1分の勝ち点28で、首位をひた走るバイエルン。負けたのは初戦のボルシアMG戦、第10節のハノーファー戦ですが、いずれもその後、尾を引くことなく安定したパフォーマンスを見せています。メンタルが「ぶれない」ことが、今シーズンの強さの理由だと思います。
一方のドルトムントは、7勝3敗2分の勝ち点23で2位。昨シーズンのマイスターが、ここ6試合で5勝1分と復調。強いチームが、いいコンディションで対決する、首位と2位の対決。まさに天王山、高いレベルでのガチンコ勝負になるのは間違いありません。
バイエルンは、シュバインシュタイガー、ティモシュクが欠場。ボランチには、クロースが入ります。そして、右サイドにはロッベンが復帰。左リベリー、中央ゴメス、右ロッベン、そしてトップ下にミュラーという、最高の前線が、このタイミングで揃いました。
試合は、バイエルンがコントロール。これまでのゲームと同じように、選手が自分の役割をキッチリ果たし、ドルトムントは攻撃を組み立てることができません。しかし、バイエルンも得点には至らず、スコアレスのまま前半終了、試合を折り返します。
後半58分、ドルトムントのCBフンメルスのキラーパス。抜け出したMF香川へ、FWレバンドフスキが落として、GKノイアーと1対1。弾いたところへ、MFゲッツェ。ゴールは奪えませんでしたが、このプレーでバイエルンの選手に、少し余裕がなくなったように感じました。
後半65分、レバンドフスキからゲッツェ、香川とのワンツー。ゲッツェについていたCBボアテンクは、ボールを見失ってしまいましたね。まさにワンチャンス、一瞬のほころびを逃さなかった、ゲッツェの値千金のゴールでドルトムントが先制します。
後半72分、バイエルンはFWオリッチを投入し、ツートップへ。退いたミュラーに代わって、クロースがボランチからトップ下へ。バイエルンは前への圧力を強めますが、ゴールにはあと一歩及ばず。激戦を制したドルトムントは、首位バイエルンに勝ち点2差まで詰め寄りました。
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