フィジカルコンディションと判断力
スポーツの世界でなければすでに常識的なことでも、なぜかスポーツの世界ではそうでないことってあるかと思います。
それが、サッカーの世界は「保守的」だと言われる理由の一つです。
「フィジカルコンディションが悪いので、頭のキレ、判断力で勝負する」というのは、読んだ人はフィジカルコンディションと判断力は関係のないもの、と解釈してしまわないでしょうか?
試合中に判断をしているのは「脳」であり、当然「脳」は身体の一部です。
つまり、フィジカルの一部です。
フィジカルコンディションが悪いという事は、筋力、心肺機能等の他に、脳の活動ももちろん低下していることになります。
例えば、サッカーの試合をしていて、試合のはじめはフレッシュな状態であり、良い判断が出来ていても、後半になり、「疲れ」を感じだすと、判断力も鈍ります。
逆に、筋肉を動かしているのも脳からの刺激によるものですから、脳の活動が低下するということは、身体のキレも低下するはずです。
そう考えても、脳とフィジカルコンディションは相互に影響しあっていて、独立させて考えられるものではないです。
身体が疲労している方が判断力が鈍る事、あるいは感情をコントロールしずらくなる事はすでに知られている事です。
ですので、フィジカルコンディションが悪いということは、判断力も鈍ると考えられるわけです。なぜなら、「脳」は身体の一部なのですから。
90分に渡って筋肉、心臓、肺等と同じように、脳も働かせ続けなければならないサッカーでは、出来るだけコンディションのいい状態、できるだけフレッシュな状態でトレーニングすることで、正しい判断をする能力も磨かれます。
実はこれも、「フットボールブレイニング」というワールドフットボールアカデミーの講習会で勉強したことの一部ですが、それ以降、自分がチームのコンディションを把握する中でより気を使うようになりました。
話を聞いていると、言っている事自体はとてもシンプルなのですが、実際に現場でこのことがどれくらい考えられているかというと、そんなに多くはないんじゃないでしょうか?
なぜ現場に応用されていないかというと、それは、こういったことが、感覚的にはなんとなくわかっていても、サッカーの中ではまだはっきりと具体的に言葉にして表現されていないからじゃないかなと思っています。
サッカーが90分間判断の連続を要求されるスポーツだとすると、脳の活動とコンディショニング、あるいは脳の疲労、さらには脳の疲労回復などなど、サッカーには欠かせないのに現場に使われていない理論というのがまだまだあるなと思いましたし、そういったことが間違った内容で伝わるのはとても危険なことなんじゃないかなと思っています。
もちろん代表チーム自体はそういった部分も配慮をしていると思うのですが、あまりにも記事になっていたので気になってしまいました。
もうすぐ始まるW杯も、怪我あけの選手、直前までチャンピオンズリーグを戦っていた選手、気候の変化、移動、などなどコンディションはとても重要なポイントだと思うので、その辺もぜひ注目してみたいです。
ちなみに土曜日にガーナと親善試合を行なったオランダ代表は、コンディションを測定するためにLPM3Dシステムを使っていましたね。GPSよりも遥かに正確に測定出来るシステムですが、選手がそれ専用のビブスを着なければならず、さらにピッチ周辺にそれようの機器を設置しなければならないこともあり、公式戦では使用されていないですね。
これは、ファン・ハール監督がオランダのAZ時代、そしてバイエルン時代に使用していた測定システムです。
テレビで見ていると、選手がそれようのビブスをつけていて、ピッチ周辺にその機械が設置されていました。
いよいよ開幕が迫ってきましたが、ここに来て怪我人も出て来ています。
コンディション面での戦略も各国どのようにしているか、ほんと様々で面白いですね。
それが、サッカーの世界は「保守的」だと言われる理由の一つです。
「フィジカルコンディションが悪いので、頭のキレ、判断力で勝負する」というのは、読んだ人はフィジカルコンディションと判断力は関係のないもの、と解釈してしまわないでしょうか?
試合中に判断をしているのは「脳」であり、当然「脳」は身体の一部です。
つまり、フィジカルの一部です。
フィジカルコンディションが悪いという事は、筋力、心肺機能等の他に、脳の活動ももちろん低下していることになります。
例えば、サッカーの試合をしていて、試合のはじめはフレッシュな状態であり、良い判断が出来ていても、後半になり、「疲れ」を感じだすと、判断力も鈍ります。
逆に、筋肉を動かしているのも脳からの刺激によるものですから、脳の活動が低下するということは、身体のキレも低下するはずです。
そう考えても、脳とフィジカルコンディションは相互に影響しあっていて、独立させて考えられるものではないです。
身体が疲労している方が判断力が鈍る事、あるいは感情をコントロールしずらくなる事はすでに知られている事です。
ですので、フィジカルコンディションが悪いということは、判断力も鈍ると考えられるわけです。なぜなら、「脳」は身体の一部なのですから。
90分に渡って筋肉、心臓、肺等と同じように、脳も働かせ続けなければならないサッカーでは、出来るだけコンディションのいい状態、できるだけフレッシュな状態でトレーニングすることで、正しい判断をする能力も磨かれます。
実はこれも、「フットボールブレイニング」というワールドフットボールアカデミーの講習会で勉強したことの一部ですが、それ以降、自分がチームのコンディションを把握する中でより気を使うようになりました。
話を聞いていると、言っている事自体はとてもシンプルなのですが、実際に現場でこのことがどれくらい考えられているかというと、そんなに多くはないんじゃないでしょうか?
なぜ現場に応用されていないかというと、それは、こういったことが、感覚的にはなんとなくわかっていても、サッカーの中ではまだはっきりと具体的に言葉にして表現されていないからじゃないかなと思っています。
サッカーが90分間判断の連続を要求されるスポーツだとすると、脳の活動とコンディショニング、あるいは脳の疲労、さらには脳の疲労回復などなど、サッカーには欠かせないのに現場に使われていない理論というのがまだまだあるなと思いましたし、そういったことが間違った内容で伝わるのはとても危険なことなんじゃないかなと思っています。
もちろん代表チーム自体はそういった部分も配慮をしていると思うのですが、あまりにも記事になっていたので気になってしまいました。
もうすぐ始まるW杯も、怪我あけの選手、直前までチャンピオンズリーグを戦っていた選手、気候の変化、移動、などなどコンディションはとても重要なポイントだと思うので、その辺もぜひ注目してみたいです。
ちなみに土曜日にガーナと親善試合を行なったオランダ代表は、コンディションを測定するためにLPM3Dシステムを使っていましたね。GPSよりも遥かに正確に測定出来るシステムですが、選手がそれ専用のビブスを着なければならず、さらにピッチ周辺にそれようの機器を設置しなければならないこともあり、公式戦では使用されていないですね。
これは、ファン・ハール監督がオランダのAZ時代、そしてバイエルン時代に使用していた測定システムです。
テレビで見ていると、選手がそれようのビブスをつけていて、ピッチ周辺にその機械が設置されていました。
いよいよ開幕が迫ってきましたが、ここに来て怪我人も出て来ています。
コンディション面での戦略も各国どのようにしているか、ほんと様々で面白いですね。