少量マクロライドについての話



一般的にマクロライド系と聞くと、抗生物質だと認識すると思います。


間違ってないですが、実はマクロライド系には抗生物質としての効果とは別のものを期待して投与されることがあります。
抗生物質を使っているからという理由で、、、



主に、呼吸器系の疾患で投与されるのですが、その狙いは、

1.気道分泌物の抑制
2.気道粘膜の炎症抑制


となります。




慢性呼吸器疾患では、しばしば痰の量が多くなってしまうことがあります。
痰により気道感染が誘発されることもあって、その予防のために投与しています!







注意なのは、抗菌活性が狙いでないということです。



なので、例えば肺炎を発症するなど感染症で抗生物質を使う場合は、中止せずに投与し続けるというのが基本です。





たまに、他の病棟から転床してきた呼吸器の患者さんのエリスロシンやアジスロマイシンなどの持参薬が中止されていることがあります。




なかなか専科でないと得られない知識ではありますが、


COPD患者はどこにでも出現すると思うので知っていてほしい知識ですね!



いかに詳しく解説してある論文があるので、リンクを貼っておきます。



日本の内科医たちが長年の苦労の中で発見したことなので、ぜひ知っておきたいし、誇りでもありますね