星の林に月の船 怪獣に夢見た男たち 実相寺昭雄 | おっさんの戯言日記

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戯れごとを書いていきますので良かったらお付き合い下さい。

 ウルトラマンでも異色の作品を作った実相寺監督が、匿名で当時を振り返る小説です。
ウルトラマンのジャミラや、セブンのメトロン星人、ロボット長官の出てくる「第四惑星の悪夢」どれも、独特の世界で、私は好きです。

 ウルトラマン世代には、当時が忍ばれて面白く読める本です。中で印象に残った台詞を一つ。
「子供に夢を与えようと思っているうちはいいが、ものを売りつけようと思い出すと、番組は堕落するぜ」

 少なくとも、ウルトラマンには、キャラクター商品を売るという意図はなかったようです。セブンあたりからちらほら玩具メーカーの陰が出てきています。

 私の子供たちが夢中になって見ている日曜朝のヒーローものは、おもちゃを売るための番組といっても過言ではありません。クリスマス前になると決まって新しく出てくるロボットや武器。放送日には既に店頭に並んでいます。

 ちなみに本の題名は「そらの海に 雲の浪立ち 月の船 星の林に 漕ぎ返る見ゆ」という柿本人麻呂の歌からとっています。

星の林に月の舟—怪獣に夢見た男たち