今でこそ韓国は北京オリンピックでも金メダル13個と第7位、日本の9個、第8位の上にいますが、1950年代から60年代にかけては、朝鮮戦争の影響もあって全く日本には歯が立たなかったようです。それが、国策としてスポーツが強化され、足元にも及ばなかった日本を追い越していく様子が克明に書かれています。
ただ、その弊害もあり、韓国ではスポーツの道を行くか、熾烈な大学受験を目指すかはっきりと分かれてしまい、授業で体育をやらない学校も少なくないそうです、一般人にはスポーツを楽しむという文化がないと作者は書いていました。
日韓というと歴史的関係から、ライバル関係ばかり強調されてきました。ただ、近年両国の交流が増えてきています。私が大学からやっているバドミントンも、全日本チームの監督は「ダブルスの神様」と呼ばれた朴柱奉氏 (バルセロナ五輪・男子ダブルスで金メダル)が数年前に就任し、その後日本代表は変わりました。男女のダブルスで世界選手権3位、北京オリンピックもあと一歩でメダルと世界に近づいています。
記憶に残るのはサッカーの洪明甫です。日本でプレーしましたが、柏レイソルでは人格者として非常に人気があり、ファンにも選手にも慕われていたそうです。女子バスケや、ハンドボールでも指導者、選手の交流があります。 両国間の関係が劇的に改善していくことは恐らくないでしょうが、スポーツでの交流が風穴を開けてくれればと私は願います。