開運庭師のKoheiです。


 

おかげさまで植木屋稼業が軌道に乗って、

9月に入ってから仕事が途切れることなく忙しくしています。

(今日は台風の影響でお休みなので久しぶりにブログを更新しています。)


 

僕が植木屋の世界に足を踏み入れたのは今から13年前ですが、

その頃は日給月給で月14万円程度の手取りで

親方にしごかれながら地を這うようにして頑張っていました。


 

今では独立して自分の根城も持ち、良いご縁にも恵まれ、

軽トラと軽バンで現場まで向かって職人として仕事を全うする

幸せな働き方をさせてもらっています。


 

忙しくなり、まとまった時間が取れなくなったこともあって、

開運庭師のインスタの更新をストップしています。

発信ネタのストックはあるのですが、発信することが

いつの間にか"やりたいこと"ではなく

"やらねばならないこと"になっていました。


 

「もっとインスタを伸ばさなければ」

「もっとフォロワーを増やさなければ」

以前の僕はそう感じて不足感に悩まされていました。

今でもそういう気持ちがないわけではありません。

ただ、最近は少し別の考え方をするようになりました。


 

■


 

植木屋の仕事をするのはもちろん食べていくためですが、

それだけではありません。

僕がこの仕事を選んだのは、やりがいや手ごたえを感じ、

美しい景観や自然の中に身を置くことが好きだからです。

自然とのつながりを持ち、木や土や石に触れて空間を整えていくことで

生きている実感を得られるからです。


 

僕は植木屋としてだけではなく、「気功師」としても活動しています。

現代気功を学べる3か月コースの講座をやっていて、

現在二名の方が受講してくださっています。


 

ただ、気功師としてはまだ軌道に乗っているとまでは言えません。

仲間の気功師が華々しく活躍している姿を見ると、

正直うらやましい気持ちになったりします。
 

 

「現実を変えていくのが気功なのに、
自分はそこまで大きな変化を起こせていない。」

そんなふうに考えて、自分はダメだと落ち込んでしまうこともあります。

 

 

■


 

僕たちは、いつの間にか「何者かになる」ということを
無条件に良いことのように考えるようになっています。


 

いい仕事に就く。収入を上げる。成果を出す。独立する。

人に認められる。そのために自分を高めていく。「何者か」になる。


 

もちろん、こうしたことは悪いことではありません。

僕自身、そういう努力をしてきました。

でも、その先にある問いを僕たちは
突き詰めて考えて来なかったのではないでしょうか。


 

「何者になるか」ではなく、「何をして生きたいか」という問いです。


 

■


 

もし、お金のために働く必要がなくなったとしたら、何をするでしょうか?


 

何者かにならなくても生きていける。

誰かに認められなくてもいい。

収入を増やさなくてもいい。


 

そうなったときに最後に残るのは、

「自分は何のために生きていくのか」

という実存的な問いです。


 

食べていくために働かなくていいとしたら、多くの人はきっと、

何かを作ったり、学んだり、旅をしたりして過ごすと思います。

絵を描いたり、歌ったり、身体を動かしたり、作物を育てたり、

子育てをしたり、地域の何かに関わったりすることもあるかもしれません。


 

でも、最後に行きつくのは、

「誰かの役に立ちたい」「誰かと自分の思いを共有したい」

という気持ちだと僕は思います。


 

■


 

僕たちは自分自身について、「自分は何者なのか」と考えます。


 

職業は何か、年収はどれくらいか、年齢はいくつか、

資産はあるか、影響力はどれくらいか、成功しているのか。


 

要するに「自分の市場価値」を重要なものとして考えています。

まるで「何者でもないこと」が無価値であるかのようです。

 

そこには、「値段がつかないものに価値がない」ように考える

現代貨幣経済の市場原理が根っこにあると思います。

 

 

現在の社会では、価値を測るときに、

売上はいくらか、利益はいくらか、資産はいくら増えたか

という尺度が大きな意味を持っています。


 

でも、「お金がどれだけ動いたか」ということと、

「それによって生命や暮らしがどれだけ豊かになったか」

は必ずしも一致しません。


 

たとえば、森林が伐採されて木材が売れたとします。

そうするとGDP(国内総生産)が増えます。

あるいは病気の人が増えて医療費が発生したとします。

この場合もGDPが増えます。

地域の小さな商店がなくなって大型店に消費が集中したとします。

そうなると地元の店で使われていたお金が

地域の外にある大企業へ流れ出ていきます。

いずれの場合も、お金は大きく動いています。


 

でも、これだけでは「豊かになった」とは言い切れません。

自然が荒廃したり、病気が増えたり、一部の者が富を独占する世界は

豊かな世界とは言えません。


 

逆に、森が水を蓄えていることや、落ち葉が土に戻ること、微生物が働くこと、

こうしたことには値段がついていませんが、真の豊かさをもたらすものです。

僕たちは「値段がつかないから無価値」という考え方を見直す必要があります。


 

■


 

・何者でもないことは無価値であると考えること

・値段がつかないから無価値と考えること

 

 

僕は、この二つの認識の地形を変えていきたいと思っています。

 

 

「売上はいくらか」「利益はいくらか」「資産はいくら増えたか」

というのは、富を蓄積する経済です。


 

そうではなくて、水がどこから来て、どこへ流れ、土に何が入り、

植物が何を吸収し、落ち葉がどう土へ戻り、微生物がどう働くか、

そういったことに目をやり、

豊かさを循環させる経済へと変えていく必要があります。

 

もし経済も一つの「場」だとしたら、

 

「どれだけ利益を最大化できるか」だけではなく、

「ここに資源を投入すると、どんな循環が生まれるのか?」

 

を考える必要があります。

 

同じように、

 

「この人にはどんな市場価値があるか」という見方から、

「この人はどんな人と関わり、どんな場所にいて、

何をしているとき、その人の生命がよく働くのか?

より豊かさを感じられるのか?」

 

と考える必要があるのかもしれません。

 

 

■

 

 

僕たちはこれまで当たり前だった価値の尺度を
いったん見直すべき時期に来ていると思います。

 

 

市場価値を最重要と考える価値観を手放して、

利益以外の価値を経済の中心に置く。

そして、多くの人が自分の生きている時間を

豊かさを循環させることに使っていく。

 

 

僕はこれからそんな世界を描いていきます。

 

 

あなたは、どんな場所で、何と関わりながら生きたいですか?

 

 

 



 

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