開運庭師のKoheiです。
「空き家が増えている」とよく言われます。
令和5年度の総務省の調査では、全国の空き家は900万戸を超え、
空き家率は13.8%、いずれも過去最多となりました。
相続した実家をそのまま残している方や、
親が施設に入り、しばらく誰も住まなくなった家を
抱えている方も少なくありません。
先日、そんな空き家のお庭の手入れ作業に入らせていただきました。
作業に入ったのは、埼玉県との県境に近い群馬県のK様邸。
ご依頼主様から、
「空き家になった実家の庭をしばらく放置していたら枝や草が
伸び放題になって大変なので、一度さっぱりきれいにしてほしい」
というご相談をいただきました。
空き家というと、建物の老朽化や相続の手続きが話題になりがちですが、
実際には、最初に変化が現れるのは庭です。
人が住まなくなっても、草木は変わらず成長を続けます。
春には新芽が伸び、夏には雑草が茂り、
気づけば枝が道路や隣地へ越境していることもあります。
〔Before〕
↓
〔After〕
〔Before〕
↓
〔After〕
伸びすぎた枝を剪定し、風が抜けるように草刈りをして、
荒れた印象だった庭をきちんと管理された状態になるよう整えました。
庭師の仕事というと、木を切ったり草を刈ったりすることを
想像されると思いますが、空き家の管理では、それだけではありません。
持ち主に代わって現地を見に行き、庭木や建物の状態を確認し、
今後どうしていくのかを一緒に考える。
そのための準備をすることも、大切な役割だと思っています。
家を残すのか、売却するのか、それとも貸すのか。
すぐに結論を出す必要はありません。
ただ、庭が荒れてしまうと、選択肢は少しずつ狭まっていきます。
実際、空き家の庭を放置すると、さまざまな問題が起こります。
-
枝や雑草が隣地へ越境し、近隣との関係に影響する
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落ち葉で雨どいが詰まる
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害虫や湿気の原因になる
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草木が茂り、防犯上の不安が生まれる
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台風で枝が折れ、事故につながる
さらに、2023年12月の法改正によって、「管理不全空家」と判断された場合には、
固定資産税の優遇措置である住宅用地特例の対象から外れる可能性も出てきました。
もちろん、草が少し伸びているだけですぐに固定資産税が
上がるわけではありませんが、空き家を放置することが
近隣トラブルや税金の問題につながる時代になったのは確かです。
空き家の庭を整えるということは、
単に見た目をきれいにすることではありません。
これから先、人が住まなくなった家とどう付き合っていくのか
を考えるために、まず今の状態を知ること。
そして、近隣との関係を保ちながら、
必要なときに次の選択ができるようにしておくこと。
その準備の一つなのだと思います。
「しばらく見に行けていない家がある」「庭の様子が気になっている」
そんな方は、一度、お庭の状態を確認してみてはいかがでしょうか。
今後どうするかが決まっていなくても、
庭を整えることから始められることは意外とたくさんあると思います。
場の流れを整える開運庭師として、そのお手伝いさせていただければと思います。
撮影にご協力くださったK様、ありがとうございました!
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