絵の才能 | 栗原功平オフィシャルブログ「Co-Starring」Powered by Ameba

絵の才能

実家帰った時の話なんだけど。




俺の爺ちゃんはもういないんだけど、
それはそれは苦労人で、人生をこれでもかってくらい駆け抜けた、人だったらしい。



自分のやりたい事ができない時代。




我慢の人生をおくったそうな。



でも、親父の話では、ものすごく器用で才能に溢れてたんだって。



ギターひかせたら、みんな聴き入って、話させたらみんな笑って、パチンコで小遣いを稼いでいたという。




そんな爺ちゃんが、死ぬまでずっと続けられたモノがあったんだって。




それは、「絵」。





岩絵具という特殊な画材を使った、風景画が好きで、仕事の定年を越えてやっとやりたい絵を本格的に描く事ができたんだって。



爺ちゃんの絵は知る人ぞ知るくらいに有名になって一枚100万以上の値がついたとか。



爺ちゃんが死んでから、その価値はさらに上がったりもしたんだって。




それでも親父は一枚も売らずに美術館に寄付したり、爺ちゃんの知り合いにあげたりをした。




スゲーって思った。




そんな爺ちゃんが最後に描いた絵。

photo:01





うーん。


凄い気がする。笑




そして爺ちゃんの才能は親父にも受け継がれているらしく、親父も絵がうまいのは、周りでは有名だった。




そんな親父が今年、定年を迎えて絵を描きはじめた。



爺ちゃんが死んでから、20年以上ずっと、とって置いた岩絵具を使って。




しかもコンクールに応募して、なんと入選しやがりました。


photo:02




「なんでもないところを描く」
という課題だったらしい。



うーん。

本当になんでもないところだ。




ココを選んだことにスゲーって思った。




俺も昔から、絵が好きなのは、親父を見てきたからかな。




ちょっとずつ血が薄れていってるな!!
と親父と笑ってました。



話を聞いてると、親父は爺ちゃんが誇りらしい。



俺も親父が誇りだ。



俺も自分の子供ができたときに誇りに思ってもらえると良いな。




絵でも始めるか!!笑




聞いてくれてありがとう。