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【エジプトの歯医者にお世話になった話】
朝デンタルフロスをしていると、奥歯に気持ち悪い感触。奥歯が少しポロリと欠けてしまいました。

昔から勉強やらスポーツやら仕事で集中しているときに無意識に歯を食いしばる悪癖を持っていた私は、歯があまり強くありません。おまけに最近は睡眠時の歯軋りもあるようでマウスピースも必需品。ついに欠けました。

海外生活で最も困ることの一つは「歯のトラブル」です。海外の歯医者に行ったら、いきなりペンチで抜こうとしてきた、猛烈に削られた、的な仁義なき悲惨ストーリーは世の中にたくさんあります。

なので、海外長期滞在の超鉄則は、渡航前に歯の治療を了すること、そして歯のトラブルは持てる運を使い果たしてでも避けること(大袈裟)です。にもかかわらず欠けました。

朝から激しい絶望感に襲われ、この日はわりと楽しめの出張なのにテンションぶち下がる私。道中も「悪化覚悟でしばし放置するか…」「帰国を早めるべきか…」などとひたすら思い悩む。

で、朝の定時がきたところで健康管理員に即電話。事情を説明すると「エジプトの歯医者、評判まあまあですよ。一件遅くまでやってるとこあっておすすめです。そこのおすすめドクターも紹介します。Whatappsですべてやりとりできるので連絡先も教えます。」とのこと。

心のしこりが6割解消する。さすがプロの情報量。深謝。さっそくWhatsappsで連絡。即返事。あっという間に即日アポ完了。ただ、ワッツアップのやりとりが可愛い絵文字だらけで、この”軽さ”がちょっと心配になる。患者との予約やりとりでキャッキャウフフな絵文字送るかね普通笑。

で、無事出張を終え、20時アポにギリ間に合う。Googleマップで確認すると、近所のいつも立派だなあと眺めていた建物の中ではないか。中に入ると結構キレイな雰囲気。第一印象Good。

で、日本と同じくまずは問診票記入。ほどなくして入室。ドクターと助手2人。さっそく事情を説明して治療開始。考えてみりゃあ、海外の医者に初めてお世話になる。しかも歯…ゴクリ…。

あっという間に状況を把握したドクター。一気に私のお口の工事をはじめる。欠けた部分に手際よくレジンを施す。手さばきも丁寧(な気がする)。結果、日本のそれとまったく変わらない(気がする)手順で終了。すっごく安心しつつ、少し拍子抜けもする私(もうちっと酒のツマミになるようなプチトラブルくれよ)。

が、治療が済んだにもかかわらず、ドクターは今回の工事現場以外の以前の治療箇所を、力強い眉間でじっくり眺めはじめる。他にもヤバい箇所があるのかと若干焦る私(数秒前までもっと酒のツマミくれよとか思ってたくせに)。

で、おもむろにドクターが「他の治療箇所はどこでやりましたか?」と私に問いかける。

「全部、日本です(けど何か?)。」とビビりながら答える私。

そしたらドクターが、「すごい上手です!パーフェクト!!」と、まさかの親指ピン立て大絶賛。日本の歯科医師の皆さん、あなたたちのウデはエジプトでベタ褒めされていますよ!同じ日本人として、私も少しエッヘン!!ってなりました。

というわけで、エジプトの歯医者さん、全然いけました!

これから経過観察なので、まだそう判断するには時期尚早かもしれませんが、一連の作業はまったく違和感なしでした。ただ、麻酔が日本より強くて、治療後もしばらく口がフンガフンガしてます。

しかも、ホワイトニングはじめ各種ケアも日本よりだいぶお安いようで、定期的に通ってもよいかもしれません。

今日一日いろいろな思いをしましたが、少し経験値が上がりました。

以上、初めて海外の医者にお世話になったお話と、誰の役に立つかわからない局地的なエジプト歯科事情でございました。

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