皆さんこんにちは。
先日、家族でTVを見ていたら、番組ゲストで出ていたギャルが「お酒の席で使える飲みコールを実演!」
みたいなくだりがありました。
私は本当に恥ずかしながら飲みサー出身で耐性があったので「痛々しいなぁ」くらいの感想だったのですが、
私の家族はと言うと、
「なんだこいつ」
「なにが楽しい?」
「どういう教育受けてきた?」
非常に排他的でした。
飲み会にすべてを奪われた?
しかし元飲みサーの私は何も言えず、止むことのない家族の罵声を黙って聞くことしかできませんでした。
◾️
ちょっと久々の投稿です。
私はブログを書くとき、スマホのメモ帳に書き溜めたネタの中からピックアップしているのですが。
今回はゴミ溜めの中で見つけた、燦然と輝くこのタイトルについて語ろうと思います。
◾️
私が大学生の頃の話です。
当時の私には、サークルの中で「別に仲がいいわけじゃないけど何故か気に入られている先輩」がいました。
それ自体はありがたいことですし、悪い気はしないのですが。
この先輩、仮に小山とします。
この小山、人は良いのですが勘が鈍いというか少し感性がズレているというか。
端的に言うととびきり面白くないです。
当時なぜか流行っていたピコ太郎のPPAPで手を叩いて笑うくらいと言えば伝わるでしょうか。
たぶんあれで笑ってたのジャスティンビーバーとこいつだけだったと思います。
その小山が卒業の年、追いコンのときに事件は起きました。
知らない人のために説明すると、追いコンというのは「追い出しコンパ」というもので、卒業する4年生のための会みたいなものです。
だいたいはパーティー会場みたいなところを貸し切って、正装でどんちゃん騒ぎをするところが多い印象です。
ちなみにその時私たちが借りていた会場のイメージ図はこんな感じです。
カウンターで飲み物を注文するスタイルなのですが、店にあるのは大きめのテーブル席が一つのみ。
必然的にテーブルの周りをみんなで囲んで立食パーティーのような形となっていました。
けっこう狭い会場だったため、皆で肩を寄せ合いながらテーブルを囲むことしばし。
4年生の先輩がお高めのシャンパンを持ち込み会場が盛り上がる、というイベントが発生しました。
そんな盛り上がりのさなか、小山が私に近寄ってきてこう言います。
「ピコ太郎踊りながらシャンパン開けてきてよ笑」
気は確かか?
いっぺん脳みそ洗ってこい。
どんな環境で育ってきたらそんな残酷なことが思いつくんだ?
この盛り上がりの中で端役に過ぎない私がそんなことをしたら、良くて袋叩き、最悪死にます。
あと普通に絶望的に面白くない。
絶対に嫌だ。まだ生きたい。
そんなことを小山に強く訴える私。
しかし小山はどこ吹く風。
こちらが何を言っても「大丈夫だって!笑」「ウケるって!笑」しか言わないbotになってしまいました。
言語能力と引き換えに相手を殺す念能力が発動しているとしか思えません。
なかなか行動に移さない私に業を煮やしたのか、小山は次の一手を打ってきます。
おもむろにスマホを手に取る小山。
そして。
爆音でPPAPを流しながら、大きな声で
「ちょっとみんな見てェ‼︎」と言い放ちました。
まだだ。まだ逃げられる。
そっと席を離れる私。
「よしいけ!笑」と私の背中を押す小山。
終わった。
周りの目もこちらに向いてしまいました。
もうやるしかない。
意を決して飛び出し、全身全霊でPPAPを踊りながら中央のテーブルに近づく私。
どんどんと冷めていく周囲の視線。
みるみる赤くなる私の顔。
ひときわ怖い4年生の先輩が、小さい声で言った「はぁ?」が今でも耳にこびりついて離れません。
その後は、シャンパンに触れようとしたところで誰かが止めてくれたため、本当に最悪の事態だけは免れることはできました。
しかし先ほどまでの盛り上がりは見る影もありません。
盛り上がりに水を差すどころかトドメを刺してしまいました。
そんな状況を作り出した本人のみが、大喜びで笑っています。
ほぼJOKERだろこいつ。
こうした経験を経て、私のステータスに
「物怖じしない」が追加されたのでした。
けっこうな年数が経った今でも、私に癒えない傷を残している忌々しい出来事です。
こいつだけは絶対に許さない。
小さな不幸が降り注ぎますように。
おしまい。






