あとひと月。
5月に入れば、
筆を持ちます。
お盆の準備ですね。
塔婆(とうば)を、
書き始めるのです。
塔婆(とうば)といいますのは、
五輪を板にしたものです。
五輪といいますのは、
宮本武蔵の『五輪の書』があります。
佛教で、
この世界を構成する核になるモノです。
その核が、5つあり、
[五輪]と呼んでいます。
ちょうどオリンピックも五輪ですね。
佛教でいう[五輪]は、
地・水・火・風・空
の五つです。
この五つが、
お互いに関係しあい、
この世を構成しているのですね。
この五つを、
墓などに使われます。
というより、
日本で、
墓に使うことが、
発達したようです。