門松は 冥土の旅の 一里塚

めでたくもあり めでたくもなし

 

正月は、

死の世界に向かっての

一里塚のような目印だ。

[めでたい]ともいえるが、

[めでたく]もなかろう。

 

[ただの区切り]というだけではなく、

それが、

死に向かっているという指摘が、

鮮烈な印象を与えています。

 

この一里塚は、

江戸幕府の設置のようです。

 

それ以前に、

一里塚の発想が無いとすれば、

この狂歌は、

江戸期のモノです。

 

この[門松は]の狂歌が、

[『狂雲集』に収められている]

という噂(うわさ)を、

耳にしたことがあります。

 

『狂雲集』は、

確かに一休さんの作品です。

 

[狂雲]が、

一休さんの号でもあります。

 

しかし、

『狂雲集』は、漢詩集ですから、

[三十一文字(みそひともじ)]は、

場違いでしょう。

 

わたしも、

その間違いを、

ハッキリ認識したのは、

40代の終わりでした。