浄土宗の[おつとめ]は、
多くの場合、
[日常(にちじょう)勤行式(ごんぎょう しき)]
に依(よ)ることが多いようです。
この[日常勤行式]は、
幕末、つまり明治より10年前ごろに、
その基本が整ったようです。
今から160年余り前のことです。
浄土宗850年の歴史からは、
比較的新しいモノといえるでしょう。
この[日常勤行式]の最初に、
『香偈(こうげ)』という偈文(げもん)が、
出てきます。
偈文といいますのは、
元は[歌]の意味だったようです。
詩にメロディーが、
付いていたのでしょうか。
漢詩の五言絶句や七言絶句のようなモノでしょうか。
絶句には、
起承転結や韻(いん)などという、
[決まりごと]があるようですが、
そこまでは、厳しくはないようです。
でも、芸術肌の天才、
善導大師の御作です。
法然上人が、
「偏依(へんね)善導」
(偏(ひとえ)に 善導さまに依(よ)る)
と言われたお方の作です。
ここに香炉が、
出てくるのです。