棚経は、朝が早い。

もちろん、昔の話ですが、
わたしの子どものころは、
5時に寺を出たこともありましたね。

今でこそ、手分けをして、
お参りに行きますが、
昔は、寺僧が揃(そろ)って出かけたものです。

拙寺では、多い時で3人でした。

一般の家の5時なら、まだ寝ている人もいて、
その横を通って精霊棚(しょうりょうだな)に行くのです。

昔は、蚊帳(かや)を吊(つ)って寝ていましたから、
蚊帳の1端を外して通るワケです。

人は寝ているわ、精霊棚はあるわ、
その上に3人も座れるところ?
そんなに広い部屋は、まずありません。

あぶれた人は、立ってお勤めをしていましたね。

それでも、早く出られたのは、
家の戸締りが、厳格ではなく、
特にお盆には、庭先から入れるようにしていました。

いまは、もう早く出ても、
玄関で待たされるだけですね。

でも、盆の13日だけは、
いまでも、7時前に出かけます。

わたしの方も、檀家の方も、
[盆らしさ]を感ずるひと時です。

でも、これも、いつまで持ちますかね。

10年?

チョッと難しいかも・・・