臼には、挽き臼(ひきうす)と、
搗き臼(つきうす)の2種類がありました。

きのうは、[塩を吹く臼]のはなしで、
これは、挽き臼でした。

では次に、『猿蟹合戦』の臼は、
どんな臼だ?
となったワケです。

10種類ばかりの本に、
目を通したでしょうか。

まず、挽(ひ)き臼では、無いようです。

挽(ひ)き臼のように、2つに分かれるものに、
[一連の動作をさせにくい]
からでしょうか。

結局は、搗(つ)き臼なのですが、
素材が石のものと、
木のものとがあります。


数からいきますと、
圧倒的に[石臼]の表現が・・・

というより、
一本以外は、みな石臼でした。

それは、江戸時代の『猿蟹合戦絵巻』だけです。

しかし、わたしの子どもの頃の絵本には、
木臼で、眼鼻があったように思います。

それが、消えてしまっているのは、
木臼の感覚が、要求されなくなったか、
古臭くなったからでしょうね。

でも、わたしは、木臼の方が、
似合っていると思っています。

[三つ子の魂]の部類でしょうか。