普天間の問題がオバマさんの来日とからんで、賑やかですな。
普天間の基地が、民間の住宅と非常に近くて危険である、、、ということで移転が決定してからすでに13年。
この間、様々な検討がなされているけれども結局基地は移転していません。
2004年8月13日には沖縄国際大学のキャンパスに米軍のヘリが墜落炎上しましたわね。
いつでも、大惨事が起こる可能性が日常的にあるっちゅうことです。
そういう危険な性格を持った基地をどこへ持っていくのか?
沖縄県民、日本国民、日本国、米軍、米国、様々な立場の人間を巻き込んで大議論になっとるわけです。
最終的にどういう形を目指せばええのかな?
結論の大きな分岐点は、日本国の国防を誰が担うのか?という問いでしょうね。
基本としては、やはり自衛隊が第一義的に防衛の任につくということでしょう。
これを補完する目的で、日米同盟が存在している。
そして日米同盟に基づいて米軍が日本に存在し、米軍基地が存在する。
さて、問題は
自衛隊のみで国防が完遂できないのか?という問題と、
日米同盟を結ぶのは良いとして、日本国内に基地が必要なのか?という問題。
そもそも、他国の軍隊が自国内にこれだけの数存在しているという状態は独立国としてどうなのか?(占領されているわけではないのに。)
こういう大前提の問題が未決のまま、ただ普天間の問題だけを議論しても、全体として納得のいく結論はえられないだろう。
ことは全て日本国に関わる問題である。
であるならば、民主主義を標榜する国として、国民の意見が第一義的に重要だ。
危険を冒しても、日米同盟は必要なのか?基地はいるのか?
覚悟を持って国民的な議論をする必要がある。そういう時期にきているんじゃと思う。