某 の話


こーちゃんのブログ(仮)-no title



わからないことがある人に

「おまえ、そんなことも識らないの? バカじゃねぇ?(`∀´)」

と言ったところで何になるというのか。


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たった1つの事について識らないからって、その人の知識の総量が少ないわけじゃない。
他のことについては他人より多く深く識ってる、なんてことはよくある話。
もっとも、総量が多いから賢い、なんてわけでもない。

「常識」とか言ったって、常識の定義なんてないし。

他人の常識から照らしてみたらブーメランを放っていただけだった、なんてことはよくあることです。

例えば・・・
どっかのエラそうな方々(笑)が、某TOPの漢字間違いを鬼の首でも取ったかのように揚げ足取っていたけれど、その方々の仕事を見てれば毎週のように超基本的な日本語の誤用が見て取れますよね。( *´艸`)

もっとも、職業としての許容範囲というのは厳然として存在すると思いますけれど。


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何かをたまたま識らないのなら、識ればいいだけのこと。
知識なんて、学びさえすれば誰でも何でもいつからでも身につけられること。


でも「知恵」はそうはいかない。


言葉の定義云々は大変不毛な議論なので触れませんが。

「知識」:なんらかの事象に関する情報
「知恵」:知識・経験・勘などを元に(未知に対してでも)適切な行動を導ける能力

個人的にはこう思っています。



何かを識らない人に対して "安易に" バカ扱いする、って「知恵がない人の行動」だと思いますよ。

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特定の知識について、識っている人が識らない人に教える時もそうです。

「これはこうなってるの。常識だから。」

拡張性のない低次の定義を鵜呑みにしろ、という教え方って最も知恵のないやり方ですよ。




「その人にとって、その1つの知識だけに留まらない「知恵」を伝えられたらいいなぁ」


大事な人に何かを教える時には、こう心がけています。


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私とて、知識の多寡で他人を見切ることはよくあります。
良くない癖ですね。
「そういう人」という目で見られている方が多いかもしれません。

けれども、脊髄反射でそんな失礼なことをしているわけではありません。


その知識、その分野、その世界について、最低でも
 「3倍以上」「3桁以上」「3σ以上」
相手より上回っている自信がないなら、積極的にこちらから口出しせず、大抵黙っています。
(単位が異なるのはジャンルやそのケースにより異なるから)


裏を返すと、
「そういう勝負で挑んでくるなら、そのくらいの覚悟で来い」
って意味でもあります。
( ̄ー ̄)


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つらつらと書いてきましたが、最後に。



「賢い人」が好きです。
「お勉強ができる人」なら、間に合ってます。
浅い人は大嫌いです。
賢くなろうという前向きな人が大好きです。