こんにちは o(^▽^)o
群馬の城、 ５番目は
「名胡桃城」（なぐるみじょう）
です 
群馬県の城をもっと紹介していた
と思いましたが、意外に少なかっ
たですね。
場所は利根郡みなかみ町月夜野
です。合併前は月夜野町でした。
関越自動車道月夜野ＩＣに程なく
近く、アクセスは良好です。
さて、実に１６年ぶりに訪れまし
たが、やはり相当変わっていまし
たね。
どこがどう変わったか、後で述べ
るとしてまずは歴史から。
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天文２１年（1552）上杉謙信が
関東管領上杉憲政の要請を受け、
初めて越後から関東に進出。これ
以後謙信は三国峠を越え、名胡桃
城や沼田城等を攻略して、更に前
橋・武蔵へと進み北条氏と対戦。
利根沼田地方は１０年余謙信の支
配下にあったが、天正６（１５７８）年
謙信が歿すると、再び北条氏の支
配となったが、甲斐の武田勝頼の
命を受けた真田昌幸が吾妻・利根
に進出。この名胡桃城を拠点とし
て対岸の明徳寺城を攻略し、更に
沼田城を戦わずして手に入れた。
その後も真田氏と北条氏による領
地争いが続いたが、天正１７年
（1589）７月、豊臣秀吉はこれを裁
定し、利根川を境として東部一帯を
北条領、西を真田領とした。
しかし、この裁定を不服とする北条
方の沼田城代猪俣邦憲（いのまた
くにのり）は名胡桃城を攻撃した。
秀吉はこれに激怒し、北条氏に宣
戦布告。小田原攻めが行われ、北
条氏が滅亡。秀吉はここに事実上
の天下統一を達成した。
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このエピソードは御存じの方は多
いと思いますが、名胡桃城自体は
それ程有名じゃないかもしれません。
それでは、写真中心ですが、
城跡をご紹介してゆきます。
【般若郭】
現在駐車場となっており、
既に城内に入っていることに
後で気が付きます。
以前、ここは木に囲まれ、
見られない状態でした。
今回の訪問で、最も変わったと
感じた所です。
城の機能としては、居住宅跡とされて
います。二の郭、三の郭と堀を隔てた
北西に位置し、大きさは二の丸以上の
広さを有しています。
ここに車を留め、城跡方面へ向かいます。
国道に面した所に、無料の案内所が
あります。
とてもお洒落な建物です。
そういえば、以前は喫茶店でした。
中にはパンフレット、記念スタンプ、
城跡模型などが沢山あって、訪問
者を和ませてくれます
この案内所の隣が、以前から
存在した城跡です。
この脇に車を留めたことを思い出
しました。今は正規の駐車場が
出来ましたので、ロープが張って
あります。
また、残雪が城内至る所で
見られました。
案内板と、縄張り図です。
以前とは違っており、郭などの個別
説明が無くなっていました。
【馬出し】
「丸馬出し」と標柱にありますが、
他の資料には「角馬出し」ともあります。
これといって丸馬出しの形跡も確認
できず、本当に丸馬出しかどうかは
不明です。
【三の丸堀】
上の馬出しの位置から見た
「三の丸堀」です。
底が波を打ったようにデコボコしてます。
その先に見えるのが般若郭です。
↓三の丸堀を、上の写真の反対側
から見た所です。
↓三の廓下の堀切です。
堀の上の右側が「外郭」、
左側が「三の廓」です。
【三の郭】
三の廓は東西に長い方形をしています。
城内至る所に碑がありますが、なぜか
三の廓（三の丸）跡がありません
【三の丸－二の丸間の土橋】
三の丸と二の丸の間には大きな堀が
横たわり、土橋でつないでいます。
手摺が付いていることからも判る通り、
かなり急勾配です。
↓二の丸側から見た土橋です。
【二の丸堀】
土橋から見た二の丸堀です。
こちらは北西方向です。
日陰側はこの通り、残雪がびっしり 
↓上とは反対側（南東側）を見た所です。
↓般若郭の方から見た二の丸堀と土橋です。
【二の廓 喰違い虎口】
土橋を渡り切った所に
「喰違い虎口」の碑があります。
しかし、こちらも虎口の形跡は
ありません。
今回はここまでです。
次は二の丸から先をご紹介します。
では、また 