福井の城-3(一乗谷朝倉氏遺跡) | KOHのブログ

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滝へ行こう カメラを持って

こんにちは。p(^-^)q


福井の城 第3回目は、一乗谷城(朝倉氏遺跡)です。

発掘調査において、日本で最も有名な城跡の一つです。


「福井市の中心から、足羽川を東南にさかのぼること約10kmで山間にかかり、

南からの支流一乗谷川を合わせる。この谷川がつくる幅500mもない狭い谷間

に、今から約五百年前の戦国時代に百年余にわたって繁栄した朝倉氏代々の

居館跡と、その城下町の名残がある。」

(日本城郭大系11 福井県 一乗谷城より抜粋)


  ・・・まさに説明通りの場所でした。


福井駅より越美北線で15分、無人駅の一乗谷駅を下車し、自転車を借りて

目的地に向かいます。


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緩やかな登り坂を自転車こいでゆくと、見えてきました。

城の玄関口「下城戸」にある、城門の石垣です。


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これからの訪問を、否が応でも期待させてくれます。


案内版で全体像を確認し、一乗谷川に沿って

緩やかな登り坂を奥へと進みます。


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まずは、「朝倉館」跡へ向かいました。

おやかたばしで川を渡ると、見えてきました。

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朝倉館の唐門です。城跡らしく、土塁と堀で囲まれております。


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館跡には建物はありませんが、礎石や案内板にて

跡地を確認できます。

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朝倉氏の栄華を象徴する庭園もこの中にあります。
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館跡内には珍しく、城主「朝倉義景」の墓もありました。
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川を挟んで反対側には、復元町並があります。


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発掘された塀の石垣や建物礎石をそのまま使い、柱や壁、建具なども

出土した遺物に基づいて復元されているとの事です。

とてもリアルラブラブ!


本当は、館の裏山にある山城が一乗谷城ですが、時間の関係で登れませんでした。

とても残念です。


いつかまた、訪れる日を夢見て、電車で次の目的地に向かうのでした。

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ここで、うんちくを一つ。


城跡の発掘調査はどのくらいかかるのか?

ある講演会で、この朝倉氏遺跡の発掘調査に携われた

大学の先生がおっしゃっておりました。


「発掘調査は、その城主が暮らしていた期間だけかかるものだ。」


つまり 朝倉5代でいえば、103年間にわたって繁栄していた

訳ですから、真に全貌を解明するには発掘調査もそのくらい

はかかるということです。


恐れ入りました。

発掘関係者の皆さんにエールを送ります。



ではまたパー