きっかけは、公式HPを通じたお問い合わせでした。
「庭に野良猫が住み着いてしまい、避妊手術だけでも受けさせたく思っていますが捕獲器の貸し出しはやっていらっしゃるでしょうか」。
TNRは初めてという依頼者さんの疑問や質問にお答えしながらアドバイスや提案を加え、現地調査を兼ねてお住まいを訪問させていただき、日時を決め、捕獲器をお届けして私(代表)もすっかりリリースする気で話を進めていました。
●昨年秋頃から母子で庭に出入りするようになった。
●母猫は最近見かけなくなったので、はぐれたか、子離れしたか、事故に遭ったか。
●近隣数件で餌をもらっているようだが当家には毎日来る。
●とても可愛らしいが当家で終生室内飼養はできないのでせめて避妊手術を。
依頼者さんの見立てでは推定1歳前後とのこと
情報を随時共有している保護活動家Tさんに写真をお送りすると「できる限り(人へ)繋げたい」。さらに、Tさん懇意の預かりさんの「まあ可愛い」のひと言で急遽保護が決まりました。
TNRの場合は公益財団法人どうぶつ基金(どうぶつ基金 – どうぶつ基金は、猫や犬とヒトが幸せに優しく共生できる社会を目指します。 (doubutukikin.or.jp))の「不妊手術無料チケット」適用となり、依頼者さんの金額的負担なしに実施できますが、私たちの急な方針転換にも「三毛ちゃんの幸せのためなら」と医療費/手術費用の全額ご負担をご快諾くださいました。
手術予約前日、ご案内通りに三毛ちゃんを確保していただき(すんなり成功して良かったです)
当日私(代表)が動物病院へ搬送、翌日朝一番で引取り、その足で預かりさん宅へ送り届けました。
依頼者さん宅で一晩過ごしました
「毎日来る」という三毛ちゃんの律儀な性格のお陰で、すべてスムーズに事を運ぶことができました。
活動家Tさんのインスタグラム(まりもん(@marimon0703_hogoneko222) • Instagram写真と動画)ではすでに募集記事が掲載されており、お問い合わせも数件いただいているそうです。
【三毛ちゃん♀】
●保護日:2024/2/13
●推定4~5ヶ月齢(獣医見立てによる)
●初期医療(予防接種1回/ウイルスCK(FeLV/FIV両陰性)/ノミダニ駆除)実施済
●避妊手術済
※お世話を外部委託していますので、譲渡条件は委託先(Tさん)規定によります。
お問い合わせは私たちまたは活動家Tさんまでどうぞ。
預かりさん宅でのんびり
処置当日の夕方、依頼者さんのご近所さんという方が私たちを訪ねて来られました。
「三毛はどうなった?どこにいる?」。この方も三毛ちゃんに餌遣りされていたそうで、心配の余り様子を伺いに来たとのこと。経緯と処置を丁寧にご説明申し上げておきました。
「あの猫はいい猫だからな」と何回も繰り返しておられました。またこの方から三毛ちゃんのお母さんが健在であることが聞けました。「ウチに来てるよ」だそうです。
猫の健康のため、人の生活環境維持のため、お母さんも早めに処置しないとなあと思っています。
【こはるや公式HP】
【保護猫】一般社団法人こはるや - こはるや公式ホームページ! (jimdofree.com)
【こはるや公式インスタグラム】
一般社団法人こはるや(@koharuya_adpt) • Instagram写真と動画