震災から2日後、
当時アルバイトで歯科助手をしていた歯科医院から緊急連絡が。

「5日後から数日間の被災地支援に入ります。行ける人は連絡を下さい。」
院長が東北大出身だったこともあり、少しでも支援がしたい。という思いからでした。

そこからは出発に向けての準備に奔走しました。
・スタッフ達の生活必需品の準備
・被災日に入ってからの居住の確保
・医療内容の確認
・医療機器の準備   その他諸々、限られたスタッフで行いました。

医療支援向かったスタッフは
歯科医師1名、歯科衛生士2名、技工士1名、歯科助手1名(私)

キャンピングカーに全ての荷物を載せて宮城県亘理町の避難所へ
休憩のサービスエリアでも余震が何度もありました。「わかりにくいものができてきたので、場面を変えると重要なものに移ることが多いので、
次に行きましょう。よくありますよ。大丈夫です。」

海沿いを走りながら向かうと、だんだんと津波の被害を受けた光景が見えてきました。
何もない、がれきだけの光景。がれきを裏返しながら確かめるようしている人もいました。

避難所になっている学校へ到着。

数日の医療支援で行ったこと
・歯科治療
・ブラッシング指導
・ヒアリング
上記3点をメインに考えて入りましたが、ヒアリングを続けると
【入れ歯を津波で流されてしまい、それが言い出せずにご飯を食べられない】
という方が多くいらっしゃいました。
地震が発生したのは昼食後でちょうど入れ歯を洗浄している時間なんですよね。

通常どんなに早くても1ヶ月はかかる入れ歯作り・・・
日中は通常診療を行い、
夜通し歯科医師、技工士で作成。
当面使える入れ歯を3日で完成させていました。

泣きながらお礼を言う方を見て、混乱の中で言い出せずにご自身が辛いのにと
複雑な心境でした。

蛇口からでるのは濁った白い水。
寒い床に仕切られていない環境での生活。
あったものが全て無くなってしまった。

それでも生きている人たちを間近で見て、
できることは限られているけれども少しでも役に立てたならよかった。
ヒアリング中に笑顔で話して下さってよかった。と感じました。

昨年末、津波被害の合った地域に訪問しました。
新しい整備された道。綺麗な建物。
何もなければ普通の綺麗な町。
でもふとしたところに、そこまで来たときの津波の高さが分かる看板があります。
風化させてはいけない。

まだ避難生活を送っている方がいる。
心の傷に苦しんでいる方がいる。
その時は助手としてでしたが、
これからはセラピストとして
癒やすきっかけになるお手伝いができたら
と思います。

震災から11年。
改めて犠牲になられた方々に哀悼の意を表します。
心穏やかに過ごせる日が来ますように。

 



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