トラベルノート スペイン②セビリア1(Sville)理髪師には会えませんでした。 | 細かすぎるオランダ紀行

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2018.6 ~2023.9夫の転勤でオランダに。オランダのおすそ分けです。

今回からセビリアです。

スペイン南部アンダルシア州セビリア県。州都であって県都でもあります。南部の政治経済、文化の中心地です。

古代ローマ時代は「ヒスパリス」と呼ばれていました。

8世紀ころからイスラム勢力の支配下になり「イスビーリーヤ」と呼ばれるようになりました。

13世紀レコンキスタ(キリスト教国家によるイベリア半島の征服活動の総称)の進展によってカスティーリャ王国のフェルナンド3世に征服され長男が文化事業を行いました。

イタリアのジェノヴァの商人がセビリアに拠点を置き港湾都市として栄えました。14世紀半ばにペストが大流行し原因がユダヤ人とされユダヤ人大虐殺(ポグロム)が行われました。

15世紀後半新大陸との貿易の独占港となり繁栄しました。

19世紀になるとセビリア立憲革命で自由主義者の拠点となりました。建設ブームがおき多くの建物などインフラが整備されました。

1936年スペイン内戦でフランコ軍に占領されます。労働者階級が抵抗しましたが激しい報復処置を受けることになってしまいました(ここでもフランコ)フランコの死後1979年民主化されました。1992年セビリア万博が開催されて街は整備されました。

セビリアはオペラの舞台となっています。フィガロの結婚、ドン・ジョバンニ(モーツアルト)セビリアの理髪師(ロッシーニ)カルメン(ビゼー)フェデリオ(ベートーベン)などで、中世から魅力的な街だったのですね。

 

セビリア大聖堂、1248年のカステリーニャ王国に征服されモスクがカトリック教会に転換されています。

スペイン最大の規模の大聖堂です。イスラム教のモスク跡地に建てられたため平面が十字になっておらず異色な建物になっています。モスクの名残が見られます(スペインの教会はほとんどがモスクの跡に作られています)

コロンブスのお墓があります。ユネスコの世界遺産に登録されています。

回廊の天井

コロンブスの墓

柱、壁、天井細かい彫刻がびっしり

床は大理石のモザイク模様

祭壇、チョー細かい!壁全体にあって圧倒されました。

屋上展望台から教会の敷地広いですね

中欧のお皿の様な建物は、セビリア闘牛場

左側にアルカラス(宮殿)があります。

内陣の入り口(閉鎖されていました)

内陣(後ろから回りました)ここを中心にミサが行われます。聖櫃が設置され御聖体が安置されています。

 

ガーデン、オレンジの木が実をつけています。

鐘楼(ヒラルダ)

 

 

夜はフラメンコを見に行きました。

伴奏はギターで独特の歌を歌います。こぶしが効いた短調の歌です。

ダンサーは表情を変えず歌の中にどっぷり浸ったように妖艶に踊ります。

ステージが終わって笑顔の皆さん。素敵でした。

 

南スペインで出会った飲み物

左はビールをレモン炭酸で割った「クラーラ」

右はワインを炭酸で割った「???」忘れてしまいました。

美味しくて旅行が終わっても今も自分で作って楽しんでいます。

 

 

読んでいただきありがとうございました。