相手のために死ねる
ふたりが双子みたいに愛し合う恋ができる人のことを「恋の貴族」と呼ぶらしい。
ある作家さんの言葉なんだけどね。
恋の貴族になれる人なんて貴族っていうぐらいだからほんとに稀。
希少種だし、そんな相手に出会うことすらなかなかない事。
みんなどこかに打算があるはず。
相手のために死ねる…って思えるのは
いまの私は子供と猫ちゃんだけだな。
過去の私も相手のために死ねなかったね。うん。
子供は私のためには死ねないと思う。
でも私は死ねる。
それでいいと思う。
そんな風に男の人を思うことはあるだろうか?
ある程度の目に見える数字を追ってしまう私は打算的この上ない。
相手にも同じ熱量で愛して欲しいと思うことも打算的だと思う。
恋の貴族と命名されたある方は最愛のパートナーを亡くしていた。
でもその相手の魂はその人の中に生き続けている。
借金癖のあるハードボイルドだった元パートナーのことを話す時のその人はいまでも愛しているのが見てるだけで伝わる。
決して悪く言わない。
悪いことすらまるッと愛していたことが手に取るように伝わってきた。
なんて素敵なんだろう。
私は今世で恋の貴族になれたりするのだろうか?
そんな奇跡みたいなことが起きる?
いろんなブログを読むたびに恋や愛が怖くなる。
私もきっとその中の1人だった。
それもあって1人でいる今が、そこそこに幸せだし平穏だと思うのかな?
ブログ歴だけは長い私はいろんな人が仲良くしてくれたけど、みんな誰かしらが見つかってブログから去っていった。
いまだ私だけが彼氏と呼べる人がいない。
そのことはすごく私の自己肯定感を下げる要因の一つではある。
のらりくらり会うこともなく、ほっそい繋がりの何人かの人の中から進展はあるのかすら謎だし
進展させたいのかもわからない。
ただその人がいるだけで幸せになれる。
そこに数字なんて存在しない。
双子のように同じくらい愛しあえる。
そんな恋の貴族には憧れる。
庶民の中でも最下層の私が貴族になれることなんてあるのだろうか?