こんにちは。

大和郡山 猫こはるの会 ブログ担当「Z」です。

 

この度、サビ猫のミームが正式譲渡となりました。

 

ミームは壮絶で悲しい過去を持った女の子でした。

生後0日、たった70gで保護されたミームのお話しです。

 

2024年5月23日、T N R活動を行っていた大和郡山市H町で茶トラの野良猫が交通事故に遭い亡くなりました。偶然にも餌やりさんが発見し埋葬しようと近づいたところ、子猫の鳴き声がしたそうです。

母猫のお腹の羊膜に1匹、母猫の体の下に1匹、そのそばには2匹の子猫が落ちていました。

そう、、、交通事故の衝撃でお腹から飛び出した子猫たちでした。

残念ながら2匹はすでに亡くなっておりましたが、母猫のそばに落ちていた2匹は生きていたのです。

その2匹がミームとコハルです。

餌やりさんから連絡をもらいましたが、引き取り時には胎盤が付いたままで低体温という危険な状態でした。

胎盤を切り、身体を適温のお湯で温め、ミルクを30分おきに与える等、メンバーの適切な処置のおかげで一命を取り留めたミームとコハル。

しかし、その1週間後にコハルは母猫や兄弟の元へ旅立ってしまったのでした。

産まれた日に最愛のお母さんを亡くしたミームは初乳も飲めなかったため、免疫もより低く、いつ急変してもおかしくない状態が続くなか、たった一人残されたミームだけでも絶対に死なせまいと、メンバーの献身的なお世話のおかげで、すくすく大きくなりおてんば娘へと成長してくれました。

そして2024年7月、無事に譲渡会デビューを果たすことができました!

一度、エントリーをいただくも諸事情によりトライアル失敗で戻ってきたミーム。その後、なかなかお声がかからなく、みるみる成長するミーム。メンバーも不安になるなか、なんと9回目の譲渡会にしてエントリーをいただくことが出来ました。そして約20日間のトライアル期間を経て無事に正式譲渡となりました。

 

おてんば娘のミームへ

あなたは覚えていないけど、お母さんや兄弟が

次々と息絶えていくなか生き残ったあなたは

奇跡の子です。

愛情たっぷり育ててくれたお家とは

離ればなれになってしまうけど

新しいお母さんにたっぷり甘えて

彩り豊かな家猫生活を満喫してください。

メンバー 一同、ミームの幸せを願っています。

ミーム、またね!

この度のご縁ありがとうございました。

 

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