こんにちは、こはるです。
昨日のブログでとんかつ食べたいなぁなんて書いておきながら
この蒸し暑さにやられて早くも夏バテ気味です・・・🥵
むしむしむしむしやばすぎませんか？（笑）
てなわけでさっぱりしたもが食べたくて冷しゃぶサラダうどんにしました！
電子レンジに温玉を急かしすぎて失敗しましたが味はおいしかったです
そんなわけで外が暑すぎて
家に引きこもりがちな最近なので、久々に活字の本が読みたくなって、本屋さんへ。
kindleでもいいかなと思ったんですけどやっぱりなんかアナログで読んだほうが頭に入ってくる感が
あるんですよねぇ。
何読もうかなぁと、だいぶ悩みましたが
過去に何作か読んだことのある辻村美月さんの
「傲慢と善良」
実写化するとのことで話題にもなっていて
気になっていたのでこちらに決定しました！
恋愛ミステリー・・・
婚約者が失踪・・・
そそられます・・・
王道ではありますが
ミステリーといえばの東野圭吾さんをはじめ
イヤミスの女王といわれる湊かなえさんも大好きなので
無条件にミステリーにはそそられます。
↓以下ネタバレもあります↓
物語はマッチングアプリで知り合った婚約者の女性が突然失踪してしまうところから
始まります。
失踪の少し前、彼女はストーカー被害を訴えていたこともあり
男性は彼女の行方を追います。
その中で見えてくる、彼女の「傲慢」と「善良」
そして彼女だけでなく自分の中の「傲慢」と「善良」
前半は失踪した婚約者を探して奔走する男性パートで物語がすすみ、
後半は女性パートという二部構成になっています。
前半の男性パート
主人公は39歳。
父親から継いだ会社を経営しており、仕事もできて
外見も良い、女性の扱いもスマートでモテてきた。
長年交際した年下の元カノとの結婚に踏み切れず、
タイミングを逃し、マッチングアプリで婚活し、
現婚約者と出会うのですが、、、
正直イライラしながら読んでました（笑）
26歳の元カノ（男性は当時３２歳）に結婚を迫られた際は
せまられると怖い
まだ26歳なのになにをそんなに焦っているのかと
現婚約者（35歳）に対しては
相手に対してピンとこないまま結婚してもいいのだろうか
もっといい相手がいるのではないか
結婚する前に同棲期間を設けたい・・・
と。
確かに一度きりの人生、だれしも失敗したくないってあるけどさ
やってみなきゃわからないし
うまくいかなきゃ離婚だってできる
離婚が失敗って世の中でもないし。。。
女性だって
「結婚」ってワード出すのわりと
プレッシャーになっちゃうよなぁって勇気いるねん。
でも、ほんまに子供のこととか考えたらリミットがあるねん。
そんな先のことわからへん。で済ませるなよ。
決断する勇気なさそうやから背中押したってんねんから素直に押されとけよ！
ほんでもうそんな傷つきたくない、失敗したくないんやったら
もう誰とも結婚せんでえぇんちゃう？って思って
ちょっとキレながら読んでました（笑）
でも婚約者の女性を探しながら、
彼女の人生をたどりながら、
そういった彼自身のこれまでの傲慢さを自覚していく様が
とっても丁寧に綴られていて、気づくとのめり込んで読んでしまいました。
後半パートは彼女目線なのですが
過干渉な母に応えようと
これまで歩んできた「善良」な人生
そんな彼女にも「傲慢」さはもちろんあって、
胸がきゅっとなるような苦悩がこちらも丁寧に綴られていて
やっぱり女性だからか共感できる部分もあって
物語後半は、そんな彼女の成長が描かれていて、
前半のイライラはどこへやら。なんだか泣きそうになりました。（笑）
主人公ふたりの視点はもちろんですが、
母親目線でも考えさせられる作品でした。
子供自身に選ばせること
その選択を認めること、応援すること、見守ること
失敗を許すこと
子供自身を信頼すること
わかっていても難しそう。
子供が成人しようが30を過ぎようが
親っていつまでも親なんだなぁ
赤の他人の物語だと、
「あかんかったら離婚したらええやん」
失恋したり仕事うまくいかんくても
「それも成長や！」
なんて
簡単に言えちゃうけど
やっぱり自分の子には傷ついてほしくないし
幸せでいてほしい
自分はちゃんと子離れできるかなぁ
って少し不安になりました。笑
そんなこんなでお写真は
不格好な冷しゃぶサラダうどん。
ハイボールはクレイモアで。
ほんのり甘みがあってくせがなくて飲みやすくて
すきなやつでした！