保育園に若を迎えに行くと、あるお友達の子が「ぼくのこと、ばかっていたんだよ。あっかんべーっていったんだよ」と教えてくれました。さらに「ぼくのおとうさんのことデブっていったから、おとうさんにいったら若のこと嫌いだっていってたよ」とも言うし、当の若は「こんどのおやすみ、ねずみのくににつれてって~」と言って、どうしてお友達にあんなこと言ったのかわかりませんでした。まず「お友達がママの悪口言ったら、若うれしい?」若は顔を大きく振りました。「かなしいよね。○○くんもかなしかったんだよ。」今度は小さく頷きました。「お友達にも馬鹿とか、あっかんべーすると同じくかなしい気持ちになるんだよ」若は小さく頷いたから、これで納得したかな?と思いきや、お部屋に戻ったそのお友達が「ぼくのおとうさんはエスティマなんだよ~のりたいひと~」と大声で言っている声が聞こえます。若は猫ひなに強くしがみついたかと思うと顔を真っ赤にして涙ぐんでました。ここで初めて気付きました。「おとうさん」っていうキーワードに若が反応していることに。「若 パパとねずみのくに 行きたかったの?」

さらに強く抱きつく若をみて、普通の子より自分の気持ちを表現するのが苦手な我が子のサインを見落としていたことに気付きました。若は2歳半から猫ひな、ひめ、若の三人で生活していたから、パパを恋しがるってことが全くありませんでした。でも、もしかしたら今、お友達にはいろいろな所に連れて行ってくれるお父さんがいる。遊んでくれるお父さんがいる。自分は違う。そんなことをずっと葛藤していたのかも、数ヶ月前から「ねずみのくににいきたい」と言っていた頃からかもしれない。

駐車場であのお友達のママにあったので、若の暴言を誤りました。「気にしないで」と言ってくれたけど、本当申し訳ない気持ちでいっぱいです。

帰りの車の中で「夜、若のパパと電話でお話してみる」と聞くと、ニコニコさんになってくれました。

電話で今までの経緯を話てから、若にかわりました。はじめは沈んだ声だったのが、電話が終わると「あったかくなったら、ねずみのくに つれてってくれるんだよ」とハイテンションに・・・猫ひなは心の中で「実現すれば、大地震くるかも」と思わずにいられなかったです。