©sakura


おととしのクリスマス前
『ばあちゃんの千代紙』という
ショートエッセイを書きました


早くに亡くなった母方の祖母


日本人らしからぬ面立ちで
美しく
いつも
たっぷりとした黒髪を
綺麗に一纏めにしていました


ばあちゃんと過ごせた日々は
たぶん5年ほど


そのうち
ちいさなわたしの記憶に残る日々は
じっさいには
幾らも無かったと思います


けれど
愛情という
ふかふかであたたかな宝物を
惜しみなく注いでくれたことは
記憶だけでなく
命とか魂のようなものにも
ちゃんと沁みて遺っています


いまもその愛は
はっきりと
わたしの中で脈打っているから
在る、と
分かるのです


可愛い可愛い
愛しい愛しい
会いたい会いたい


ありふれた言葉ほど
幼い子供には
まっすぐに伝わり
こぼれることなく
正しく積まれたのだと
思います


表紙に置かせて頂いた
サクラさんの写真


生きるわたしと
居ないばあちゃんは
やっぱり今も
繋がってるんだなぁ、と
思えた一枚で
一目惚れでした


上の写真は
わたしが折ったやっこさんを
サクラさんが撮ってくださったものです


あの頃よりは
上手に折れました^^


あたたかな春の日曜


よければ
『ばあちゃんの千代紙』
もう一度
読んで頂けたらうれしいです






そして
お知らせをひとつ


これまで
月に一話のペースで
更新してきたエッセイ
『こはる日和にとける』について


読んで下さる皆さまのお陰で
ここまで続けることができました


寄せて頂けるお声も
ほんとうに、励みとなっています


サクラさんと話し合い
今後は
新作の更新を
ペースダウンすることになりました


あえてお知らせする必要もないかなぁと
思ったのですが
生真面目さがそうもさせず笑


どのくらいのペースになるか…
はっきりとしたお約束は
できないのですが


間があいても
かならず更新しますので
その際には
どれどれ、とまた
こはるを開いてやってください


ここでの呟きは
時折させてね♡


それでは皆さま
よい春を♪



haru