私たちの生きている世界は実はスクリーンを観ているようなもの……なんてスピリチュアル系のYouTuberの方が言っていて、なんのこっちゃ?と思っていた数年前。頭がついていかず理解できなかった。今も理解しているとは言えないけど、少しわかってきたことがある。

 

ここ数年は実母、実父の繰り返しの入院、介護の日々。先のことを考えると不安で眠れなかったり、落ち込んだり。仕事が終わって携帯をチェックすれば、ケアマネさんやら病院、デイサービスからの着信あり。もう逃げだしたいと何度思ったことか、そうかといって自分の親は放っておけない。あんなに大好きだった両親に対してどうしてこんな感情を抱いてしまうのだろうか?辛かった。義務感にかられこまめに顔を出すものの、そういう時には気持ちがすれ違い虚しさが募るだけ。いつの間にか自分を見失っていました。

 

 

昔から空気を察して動いてしまうタイプ。自分が我慢して事が収まるならそれでいい。心底そう思えるのなら良いのだろうけど、我慢が続くと何で私だけ?と怒れてしまうところが厄介。良い人面して、実はそうでもなかったようです。いつも気持ちを抑えて自分が満たされてないのに、周りの人を笑顔にするというのは困難だったのです。

 

自己肯定感を上げて変わりたい!

 

でもどうしていいのかよく分からなかった。大好きだったはずの料理もやる気がおこらなくなり、いいアイディアも浮かばず…こんな日が来るなんて…。考えれば考えるほど沼にはまるのでまず考えるのを止めてみた。その代わりに少しでもわくわくすることを探すことに。ピンときた講座を受講してみるとか、神社巡りや自然の中でボーっとする時間を作ってみたり。

 

その間にも娘たちの独立、愛犬の旅立ちなど容赦なく私の環境はかわっていきました。一人の時間が増えていくのは意味のあることだったのかもしれない。

 

少しづつ光が見えてきた時、信頼できるセラピストのAkikoさんが会話の中で私の話を整理しながら伝えて下さった言葉。

とても心に響きました。

 

 

 

私のスクリーンには幾つかのチャンネルがある。

介護をしている娘の私。母の私。妻の私。管理栄養士として働いている私。全て私であるけど、これはあくまでサブチャンネルの私。メインチャンネルは自分自身。サブチャンネルで娘を生きてきたら、ピッとチャンネルをかえてメインチャンネルの自分自身に戻ればいい。皆、自分の人生を生きるのだから、他人の人生を私は生きれない。自分自身が満たされてきたら、心の底から他人にも優しく寄り添うことができる。

 

 

今も状況は変わらないけど、自分の気持ちが変わり笑顔で接することができるようになると相手も変わってくるから不思議だ。何通りもの私を同時進行で生きながら、最後はメインチャンネルに戻り自分自身を見失わないように満たしていけばいい。気負わなくても全方向から応援が入るから大丈夫。

 

立春を前に心の断捨離ができてよかった。

 

ブログも放置しすぎて1からの出発ですが、管理栄養士として多くの人と接して感じたこと、食についての発信をしていきますのでよろしくお願いします。