初めてネパールに行ったのは75歳のとき
とても信心深く
真冬の雪のなかでも
雪に埋まった祠に手を合わせ何十分も
そこで祈っていたり
仏間の水が凍るほど寒い部屋でも
毎日のお勤めを欠かさなかったり
とにかく村でも有名な信心家でした
そんな姿をみていた
戸隠の住人がみんなで祖父を
ネパールに連れていってくださったことが
あったのです。
その時
子供の頃にやっていた
『西遊記』って知ってますか
夏目雅子さんや堺正章さんのドラマ📺
あれみたいにおじいちゃんは天竺へ
連れていかれるんだぁーなんて
子供ながらに思ったものでした😆
代々
神道の家であるものの
基本は無宗教。
般若心経はもちろん、いろんなお経に
一生懸命唱えるわけではなく
静かに
40分から1時間は向き合っていた。
そんな祖父の凛とした参拝姿をみて
大きくなってたけど
この頃まで
お経や仏様には全く興味もなく
無宗教と言うか無知で
今もなお
感覚だけで切り抜けてる感じです。
私が戸隠をでてしばらくして
どうしても祖父に挨拶したくて
こっそり祖父の仏壇の前に座ったとき
祖父の引き出しの
経本と部屋にあった『曼荼羅』を
持ってきたのでした
(笑)泥棒みたいに
これだけが
私と今一緒に過ごしてます。
富士山での御来光から帰ってきて
なぜか
『曼荼羅』が頭から離れなくなってて
無性に曼荼羅に触れたくなっていたりしてます。
不器用で飽き性で雑で大雑把なコハル
すぐに飽きちゃうだろうなぁ~って
我慢我慢してきたんですが
一昨日の朝、
びっくりする夢みちゃって
飛び起きて
『曼荼羅』をググってました。
なんの意味か分からないけど
少し曼荼羅と向き合ってみようと思いました。
祖父が同時
なんの情報もない時代に
信心を捧げて何に向かって祈っていたのか…
神様や仏様とどのように対話していたのか
そして
亡き今
私がこうして
素晴らしいご縁に導かれたり
なかなかない人生を歩ませてもらえたり
してるのは
祖父を始め御先祖様の徳のおかげと
改めて感謝して毎日。
祖父の残した曼荼羅を眺めながら
こんな事を思っていたコハルです。