神社仏閣とは関係なさそうで

山の神さんの恩恵を受けてる戸隠の人の話。




戸隠は戸隠神社も有名ですが

根曲がり竹を使った

[戸隠竹細工]があるのをご存知ですか?


戸隠そばを根曲がり竹で作ったそばザルに
ボッチ盛りにして出すのが
戸隠流そばなんです。



このザル。なんと1945年
私の大好きな職人さんのお父さんのおじいちゃんの?作ったザル‼️


そして私の大好きなえいちゃん!
かっこいーんだよーー。


昨年

テレビでその根曲がり竹を
使って作った

彼の

コーヒードリッパーが出たことで
今や
手に入らないほどの人気ぶり🎶





これでコーヒーをいれてもらったラブラブ



でも

そばザルや、ドリッパーに限らず
全て
とても高価です。

欲しくても躊躇する方も多く
中国産に
手を出してる人もたくさんいるでしょう




それはもったいない…

それに自分の波動もさげる=運気も下げる

波動の高い戸隠の大雪にも負けない根曲がり竹。

波動あげる

と思うのです‼️

戸隠の竹細工は一生もの。

釘や留め具、ビニール紐や糸
なにも他は使わず

全てをこの根曲がり竹で出来ちゃう感動の物。





人間をはね除ける為ように

谷側に向かって生えてる竹林に入り

一年目のもの~3年目のもの

使う用途によって見分け

2メートル近くある竹をその中から切り出し

里に持ち帰る。



それを均一に割り編み込む材料にする。


職人の高齢化で若くても60代。

85のおじいちゃんもまだそんな大変な事を

して山に入り、

雪深い戸隠の冬仕事にしてる。



ここで生まれた私には

普通のこととして育ったし

竹細工の魅力もそんな重要視してなかった。

だけど

離れてみたら

ここに住むおじいちゃんちが

特殊な技術を生きてくために身に付け

そしていまや

その技術が絶えようとしてる…



こりゃ

えらいこっちゃと遅ばせながら

参加させてもらった。



竹細工を扱う人しか入れない竹細工の森は

昔ながらの決まりがある…




必要以上に入らない。
むやみやたらに入り、森を荒らさないため。

使う分しか採らない。
欲張って採ることは人間だけがしてること。

森の手入れもする。
自分たちだけでなく孫の孫の代まで
森と竹を守るため
木の伐採や枝払いも重要なこと。

そんな森への愛や感謝を
教わりながら
採取場所までいきました。



今回は

環境省や林野庁の方も一緒に…
懐かしい人達と歩けて嬉しかった🎵



現場には
テントが用意されていて
班分けされリーダーについて竹やぶに入りました。




私の先生は

戸隠一番

花豆を炊くのが上手で

私が大好きなのを知ってて

何度も

たくさん炊いては

届けてくれていたおばちゃんの旦那さん。

私がずっとお世話になってた人でもある。


もう高齢なはずなのに

山に入った瞬間‼️


早くなる。




これ戸隠の年寄りあるある。


それに広大な山に自分の畑がある


これも戸隠あるある。


私にも私のキノコ山があって


境界線も記しもないのに人が入らない(笑)


そのおじいちゃんなのに


しなやかな竹やぶをすり抜け

鉈一本でキレイな切り口の竹を担いでくる。


やってみろ‼️って同じようにやっても

なたが入らない…


それじゃ日も暮れるといわれ


切り出した竹をベースに持ってくと

卯も言わないうちに作業が始まり


竹割りからやってみた。




私と同じ生徒の林野庁のかたも手こずる。


見かねた職人が

編む段階にしたものをあっという間に

差し出す




今日はね

これがみんなの課題👇




じつはこの前

この話をもらった大好きな職人のもとで

事前練習させてもらっちゃってた👅


《一本作れた人からキノコ汁ねーー》と


お手伝いにきた山の人間

(実はお手伝いの中に戸隠の人が1人もいないのが残念

参加者も戸隠の人間は私だけ)が


キノコ汁を作っていてくれた



仕事といえ
戸隠が大好きで
6年生と、7年生💕2人のガッツはすごいんだ



村人の提供のお弁当も自分たちで背負ってきた‼️

一本出来たから

お昼~🎶


実は小雨がふり

時折

木に小雨がたまり

風が吹くと

でっかい雨になる天気だった


だからキノコ汁が温かく幸せだった💖


おまけに


その入手困難なドリッパーと

戸隠のランプさんのコーヒー豆で


食後のコーヒーまで用意された




オシャレでしょ


手慣れたみんながコーヒーをおとす。





午後

このブレスレット技術をものにするように

職人が動きだし


私たちの為に竹を割く。


お陰でこんなちっちゃな

スカーフリングもできた


麻紐につけてみた



こんな貴重で神業。


戸隠の山神さんと繋がってきたから

知恵を授かり

伝統を受け継いで生きてきた。


それを感じた私は

これをみんなにも体験してもらいたいと

ブログにした


遠くは宮城からのご夫婦


大学生の論文を書くために…


茅葺きの若い職人が…


こうして


自分の作品を満足げに眺め


職人のおじいちゃんが採ってくれた


練習用の

竹をありがたくちょうだいし


充実した1日を戸隠のしぜんのなかで

過ごせた❤️


やっぱり

山の人間ってかっこいーーよ。


それに戸隠弁って最高だよーー。


だから


今度みんなで参加しないかい!


ってブログでした。


山の恵みをありがとうございました


ここまで伝統を守り続けてきた先人に

感謝です


ほんとにありがとうございます