107年
日本は当時、文字を持っていませんでした。
よって当時の様子は、日本側に「記録」はありません。
当時の日本の様子は中国の歴史書に記されているものから読み取る、ということをしています。
107年は未年。
『後漢書』東夷伝の中で、倭国の帥升、という王が後漢の皇帝、安帝に使いを送った、ということがわかります。
“贈り物”は
生口
え? なまくち?? ではなく、「せいこう」と読みます。
口、とは、人口の“口”からわかるように、また、慣用的に「口減らし」という表現があるように、人間のことをさします。
生きた人、つまりここでは、奴隷を贈った、ということになると考えられています。
この50年前、奴国の王が後漢の光武帝に使いを送り、金印を授かった、という記述が『後漢書』東夷伝に記されていますが、この話は有名で、それには「漢委奴国王」と記されていました。
『後漢書』東夷伝の金印をもらった話と奴隷を贈った話。
いずれも入試にはよく出るものです。