コヤブ歴史堂をごらんのみなさん、こんにちは。
このブログは、コヤブ歴史堂のこはにわの小部屋です。
いろいろな楽しい歴史の話をしていきたいと思っています。番組を通じて、まったく歴史に興味がなかった人が、少しでも楽しく、おもしろく、そして歴史が好きになってくださればたいへんうれしいと思っています。
歴史は壮大な伝言ゲームです。本来こうだった、というコトやモノが、時代が過ぎて、いろいろな考え方や立場の人の「口」で語られ(時々、その歴史をうまく利用したい人によって形が変えられ)、そうして、みなさんが知っている、学校で習った「今の」歴史ができあがっているんです。
シュリーマン、という考古学者、みなさんは知っておられますか?
子どものときに読んだ「神話」が
「これ、ひょっとしたら、ほんまにあった話とちゃうん?」
と、思ったところから、その壮大な“伝言ゲーム”をどんどんさかのぼって、とうとう「ほんまの出来事」に到達しちゃって、ホメロスの神話に出てくるトロヤ戦争が、史実であった、ということをつきとめて、数多くの遺跡を発見することになったんです。
むろん、当時の考古学のことですから、今の研究からみると誤った理解もあったのですけれど、神話が実はほんとの話だった、なんて、おもしろいことだとおもいませんか?
ほんまだと思っていたことがウソだった。
ウソだと思っていたことが実はほんまのことだった。
歴史が楽しい一瞬です。
コヤブ歴史堂は、歴史の事実をつきとめる、そんな頭の固い(難しい)番組ではありません。
にゃんたの「マル秘ファイル」は、壮大な伝言ゲームをさかのぼっていくうちに見つかる、いろいろな立場といろいろな考え方を示す、「伝言ゲーム」の途中の言葉(もちろん伝言ゲームの最初の言葉のときもあります。)である場合もたくさんあります。
伝言ゲームって楽しいですよね。自分が伝えた言葉が、前の人、前の人とさかのぼっていくうちに、あれ、
そんなところでそんなふうになっちゃってるの?というようになる…
歴史の一級史料じゃないやんっ と、専門家の人たちには笑われるかもしれませんが、二級だろうが三級だろうが、そんな史料が実際に残っているのも確かなんです。
もともと何かあったものが、何かによってそんなふうになっている…
伝言ゲームの途中の言葉たちを、うわ、おもろいな~ そんなんあるんやっ え、けれどそれどういう意味なん? と、なれば、それでよいじゃないですか。
歴史「を」学ぶ、というのももちろんたのしいことですけれど、歴史「で」学ぶことは、実はもっと楽しいことだと思います。
コヤブ歴史堂の楽しさ、おもしろさは、そんなところにもあるんだな、と、考えています。
毎週土曜日深夜(12時49分前後あたり?)、朝日放送コヤブ歴史堂を是非、お楽しみください。