ほんとに書いた恐ろしい話。
「とりあえず中生、あ、つきだしはいらない。つきだしはいらないけど店からつきださないでよね」
いかがわしい場所に入り席に着くと同時に、席まで案内した男、風変わりな衣装をまとった男に向かい、おれたちはまるでトリップしたジャンキーのように意味不明の言葉を、知らず知らずのうちにつぶやいていた。特に後半の、ツキダシハイラナイケドミセカラツキダサナイデヨネ。これは何かの呪文に違いない。おそらくは、悪魔的なモノたちが集う“ミサ”に関連した合い言葉のようなものだろう。その証拠に、すぐさまおれたちの席に、みな同じ風変わりな衣装をまとった男たちの手により、とても臭く、それでいて黄色い液体が運ばれてきた。
どうやら飲み干せということらしい。通過儀礼というやつか。
………………。
当初の目的通り、ビールをあおり、軟骨の唐揚げなどをポリポリしながら、おれたちは駄話、もとい作戦を練った。
「見つかるわけねえじゃん」
「見つかるわけねえな」
「もっとよお、げっぷ、確実なもんを狙いにいこうぜ」
「確実なもん?」
「赤マントとか」
「マントしてる奴はこの町にいないな」
「てけてけとか」
「近くに踏切がないからな」
「のっぺらぼうとか」
「あいつらストーカーだからやだよ」
「なんならもう頭だけのっぺらぼうでもいい」
「それただのつるぴか、いや、職業坊主の可能性高いだろそいつ。寺多いからなこの辺」
「悪徳坊主と一戦交える時がきたか。ワクワクするな。あいつらやっぱり墓石落としが必殺技なのかな」
「鶴みたいに痩せた老人にかけられるツームストンパイルドライバーほど嫌なものはないな」
「宗派によって技の入り方が微妙に違うんだよね。あっちはこう、うちはこう、やっぱり、ええじゃないかは魅せるよね。ピープルズエルボーみたいに」
「ああ、この試合きめてもええかな?。ええじゃないー。のコールアンドレスポンスとともに」
あまりにひどいので割愛する。
作戦会議は喧々囂々の議論に終始し、居酒屋をあとにした我々を待っていたのは、漆黒の闇夜だった。
同僚の家に向かう途中、おれたちは赤いワンピースを着て長い黒髪のカツラを被った妙に変態的な雰囲気の若い男と意気投合し、三人で桃鉄しながら家飲みをしようと決めた。妙におどおどとした態度の男だったが、口裂けハンター必殺隊に快く志願してくれたことを思い出す。おれたちはフラフラと夜の下町を仲良く歩いていた。
そのあとだ。新たなメンバーを加えたおれたち口裂けハンター必殺隊が新たな事件と遭遇したのは。
「見つかんねえな口裂け女」
おれがあてどない捜索に苛立ちを隠せないでいると、
「いやあの」
新メンバーが何かをいいかけた時、
「キャー」
と、甲高い女性の悲鳴が漆黒の闇夜にこだました。
異変を察知し、すぐさま戦闘態勢をとるおれ。
そんなおれにうんざりしたような顔をした同僚が、うんざりした顔で事情を説明しだした。
「あそこに廃屋あるだろ。単なる夜逃げあとの廃屋なんだが、たまにあそこを心霊スポットとしてやってくる若い奴らがいる。もう何年も放置されててな。心霊よりも耐久性に問題があると地元民は認識している。若者にも取り壊されないことにも迷惑している」
同僚が指をさした廃屋は、違法増築を繰り返したかのように統一感のない外観で、外観からは内部がどうなっているか検討がつかない。そしてなにより同僚の言うとおり、見た目は完全に朽ちかけていた。
女性の悲鳴のあと、廃屋の中から数人の男の笑い声が聞こえてきた。
よし、全てを理解したおれは早速新メンバーにちょっと口裂け女のフリをして怖がらせてこいとひそひそ声で隊長として命令した。なぜなら奇しくも新メンバーはたまたま口裂け女に近い容姿をしていたからだ。なぜそんなことをするのか。男子校出身のおれに、男女仲良く過ごす青春の1ページなど許せるわけもなかった。前戯許すまじ。野外における非接触タイプの前戯許すまじ。
「あの、まあ、それでいいなら」
何がそれでいいのかわからないが、“合図”を決めると新メンバーは若者がたむろする廃屋へと忍び足で入っていった。
新メンバーを向かわせて、残った創設メンバーは何をしていたか。おれたちにはやることがあった。
廃屋の横に停めてあった若者たちのものと思しき数台の自転車を、廃屋の前にある墓場に持っていくという極めて重要な作業である。前戯許すまじ。
せっせと自転車を音もたてずに運ぶおれ。その作業を見守りつつ、同僚は静かに警察へと通報。不法侵入と不審者のあわせて一本だ。一瞬、おれを自転車泥棒の罪で通報しているのではないかと疑ったものだが、単なる邪推に終わったことを先に報告しておく。
ここで作戦のミソとなるのは、自転車を一台残すこと。若者らが逃げ出しにかかった時に混乱させることが目的だ。
おれは、警察は決して怠惰ではないことを知っていた。作業を早く終わらせなければ、“合図”を早くしなければ、おれが捕まったりする。
自転車の移動を終えたおれはすぐに合図にかかった。
「バヤリースの海に沈みやがれ!」
叫んだおれ。廃屋からは様々な声とドタバタと数人の足音。
一目散に別々の方向へ逃げるおれと同僚。
…………。
そのあと、彼氏彼女らに何が起こったかは知らない。同僚は自転車に乗った警官とすれ違ったらしいが。
しばらくして近所の公園に集合し、空が白けるまで鉄棒などをして遊んだ。
疲れた体を休める必要性を感じたおれたちが同僚の家にもどると、
我々はそこでほんとに恐ろしい事態を目撃することになった。
「赤鬼が…優勝してるだと!?」
恐ろしい……………こんな、殺意が湧いてくるような長文を書いた、それこそが恐怖。
一、導入部の仕事の説明が無駄に長いくせに、前フリではない。
一、抑揚がまるでない。
一、オチがひどい。
一、つまらない会話内容。
一、話に一貫性がない。
一、せめて若者たちのリアクションは欲しいとこ。
一、無駄に長い。
一、それでいて内容が無い。
一、作者が何をしたいのかわからない。
一、おれにもわからない。
さあ、みんなはこれを反面教師にして、楽しいブログライフを送るんだ!。約束だぜ!
いかがわしい場所に入り席に着くと同時に、席まで案内した男、風変わりな衣装をまとった男に向かい、おれたちはまるでトリップしたジャンキーのように意味不明の言葉を、知らず知らずのうちにつぶやいていた。特に後半の、ツキダシハイラナイケドミセカラツキダサナイデヨネ。これは何かの呪文に違いない。おそらくは、悪魔的なモノたちが集う“ミサ”に関連した合い言葉のようなものだろう。その証拠に、すぐさまおれたちの席に、みな同じ風変わりな衣装をまとった男たちの手により、とても臭く、それでいて黄色い液体が運ばれてきた。
どうやら飲み干せということらしい。通過儀礼というやつか。
………………。
当初の目的通り、ビールをあおり、軟骨の唐揚げなどをポリポリしながら、おれたちは駄話、もとい作戦を練った。
「見つかるわけねえじゃん」
「見つかるわけねえな」
「もっとよお、げっぷ、確実なもんを狙いにいこうぜ」
「確実なもん?」
「赤マントとか」
「マントしてる奴はこの町にいないな」
「てけてけとか」
「近くに踏切がないからな」
「のっぺらぼうとか」
「あいつらストーカーだからやだよ」
「なんならもう頭だけのっぺらぼうでもいい」
「それただのつるぴか、いや、職業坊主の可能性高いだろそいつ。寺多いからなこの辺」
「悪徳坊主と一戦交える時がきたか。ワクワクするな。あいつらやっぱり墓石落としが必殺技なのかな」
「鶴みたいに痩せた老人にかけられるツームストンパイルドライバーほど嫌なものはないな」
「宗派によって技の入り方が微妙に違うんだよね。あっちはこう、うちはこう、やっぱり、ええじゃないかは魅せるよね。ピープルズエルボーみたいに」
「ああ、この試合きめてもええかな?。ええじゃないー。のコールアンドレスポンスとともに」
あまりにひどいので割愛する。
作戦会議は喧々囂々の議論に終始し、居酒屋をあとにした我々を待っていたのは、漆黒の闇夜だった。
同僚の家に向かう途中、おれたちは赤いワンピースを着て長い黒髪のカツラを被った妙に変態的な雰囲気の若い男と意気投合し、三人で桃鉄しながら家飲みをしようと決めた。妙におどおどとした態度の男だったが、口裂けハンター必殺隊に快く志願してくれたことを思い出す。おれたちはフラフラと夜の下町を仲良く歩いていた。
そのあとだ。新たなメンバーを加えたおれたち口裂けハンター必殺隊が新たな事件と遭遇したのは。
「見つかんねえな口裂け女」
おれがあてどない捜索に苛立ちを隠せないでいると、
「いやあの」
新メンバーが何かをいいかけた時、
「キャー」
と、甲高い女性の悲鳴が漆黒の闇夜にこだました。
異変を察知し、すぐさま戦闘態勢をとるおれ。
そんなおれにうんざりしたような顔をした同僚が、うんざりした顔で事情を説明しだした。
「あそこに廃屋あるだろ。単なる夜逃げあとの廃屋なんだが、たまにあそこを心霊スポットとしてやってくる若い奴らがいる。もう何年も放置されててな。心霊よりも耐久性に問題があると地元民は認識している。若者にも取り壊されないことにも迷惑している」
同僚が指をさした廃屋は、違法増築を繰り返したかのように統一感のない外観で、外観からは内部がどうなっているか検討がつかない。そしてなにより同僚の言うとおり、見た目は完全に朽ちかけていた。
女性の悲鳴のあと、廃屋の中から数人の男の笑い声が聞こえてきた。
よし、全てを理解したおれは早速新メンバーにちょっと口裂け女のフリをして怖がらせてこいとひそひそ声で隊長として命令した。なぜなら奇しくも新メンバーはたまたま口裂け女に近い容姿をしていたからだ。なぜそんなことをするのか。男子校出身のおれに、男女仲良く過ごす青春の1ページなど許せるわけもなかった。前戯許すまじ。野外における非接触タイプの前戯許すまじ。
「あの、まあ、それでいいなら」
何がそれでいいのかわからないが、“合図”を決めると新メンバーは若者がたむろする廃屋へと忍び足で入っていった。
新メンバーを向かわせて、残った創設メンバーは何をしていたか。おれたちにはやることがあった。
廃屋の横に停めてあった若者たちのものと思しき数台の自転車を、廃屋の前にある墓場に持っていくという極めて重要な作業である。前戯許すまじ。
せっせと自転車を音もたてずに運ぶおれ。その作業を見守りつつ、同僚は静かに警察へと通報。不法侵入と不審者のあわせて一本だ。一瞬、おれを自転車泥棒の罪で通報しているのではないかと疑ったものだが、単なる邪推に終わったことを先に報告しておく。
ここで作戦のミソとなるのは、自転車を一台残すこと。若者らが逃げ出しにかかった時に混乱させることが目的だ。
おれは、警察は決して怠惰ではないことを知っていた。作業を早く終わらせなければ、“合図”を早くしなければ、おれが捕まったりする。
自転車の移動を終えたおれはすぐに合図にかかった。
「バヤリースの海に沈みやがれ!」
叫んだおれ。廃屋からは様々な声とドタバタと数人の足音。
一目散に別々の方向へ逃げるおれと同僚。
…………。
そのあと、彼氏彼女らに何が起こったかは知らない。同僚は自転車に乗った警官とすれ違ったらしいが。
しばらくして近所の公園に集合し、空が白けるまで鉄棒などをして遊んだ。
疲れた体を休める必要性を感じたおれたちが同僚の家にもどると、
我々はそこでほんとに恐ろしい事態を目撃することになった。
「赤鬼が…優勝してるだと!?」
恐ろしい……………こんな、殺意が湧いてくるような長文を書いた、それこそが恐怖。
一、導入部の仕事の説明が無駄に長いくせに、前フリではない。
一、抑揚がまるでない。
一、オチがひどい。
一、つまらない会話内容。
一、話に一貫性がない。
一、せめて若者たちのリアクションは欲しいとこ。
一、無駄に長い。
一、それでいて内容が無い。
一、作者が何をしたいのかわからない。
一、おれにもわからない。
さあ、みんなはこれを反面教師にして、楽しいブログライフを送るんだ!。約束だぜ!