途中で投げた微笑シリーズ。 | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

途中で投げた微笑シリーズ。

もしも街で友人だと思って声をかけたら見知らぬボディビルダーだったら。




『よう、おれだよおれ、久しぶりだな』
ボ「あ」
『いやあ、久しぶりだなあ、どう最近?』
「ま、まあ、元気です。…そっちは?」
『なんだよ久しぶりだからって敬語なんか使っちまってよ。おれの方は、ま、相も変わらずだよ。あの頃から相も変わらずって感じ!』
「ああ、あの頃から…あはは、はは」
『もうこれもんよこれもん、ははは、はは、は!?』
「え!?」
『あ、いやなんでも』
「はは」
『ははは』
「………」
『………(どうしよう、おれ、こいつ知らねえ。背格好あいつと似てるけど知らねえ人だった…話しかける人間違えた…いまさら引き返せねえ)』
「………(誰だこいつ?、敬語使うなってことは、同級生、か?)」
『………いやあ、いやあしかし、最近一段と“暑く”なってきたな。ははは』
「え、わかる?。(あれ?おれの体のこと言うってことは、ボディビル関係の人か?)」
『え!?、わかる…けど?。(普通わかるだろ気温の変化ぐらい…)』
「そうか、そうだよな。(大会も近いからなあ)」
『あ、ああ、目に見えてあつくなってきたよ』
「そう?。(自信をつけさせてくれてるのかな?)」
『日に日にあつくなってってるね』
「日に日に!?」
『え!?』
「(毎日おれの体をチェックしてるの!?。えっ、誰この人!?)まあその、ありがとう!」
『え!?。あ、まあ、まあな。(季節の話しててお礼言われたのはじめてなんだけど!?)』





「やっぱり近づいてるからね(大会が)」
『本番がね』
「え!?」
『え!?』
「(本番って…この人やっぱり、おれの体目当てのホモだ!)」




ここいらで投げ出した。考えるのめんどくせ。まあでも、だいたいどんな風になったかわかるでしょ。そもそも頭のところでの出落ちものだろ。ありえないから。あれだからね。ボディビルダーはもう肉襦袢むき出しのあからさまなボディビルダーの恰好だから。そんな奴と間違えるなよってだけの話だから。そんな奴と見間違えて声かけるのならお前の本来の友人もボディビルダーじゃねえかよって話だから。話違えてるのに気づかない方がおかしいだろってことを表したかっただけなんだけど、断念した経緯あるから。

なんかのストーリーを書く前に、よく折れ線グラフの要領で全体の大まかな構成を考えるじゃない?。読み手の盛り上がり線と登場人物のテンション線とを全体のバランスみながら、「こうなってこうなってこうなると、ここにギャップできるからこのあと爆発」みたいに引いてってさ。構成まとめてくの。うん、おれは一切やらないね!。なぜならろくでなしだからさ!。
めんどくせえものね。