微笑シリーズ。くせになる
『まーた総理がやめちまったな』
「昨日のことだよね、鳩山首相の辞意表明」
『一年保たないんだから。困ったちゃんだよ』
「小泉政権以降続いてるね。ここのところ毎年総理が代わっていってるよ」
『まあ、今回の場合前回までと比べて、明らかに“頼むから”辞めてくれって国民の声がでかかったように見えるね』
「そうだなあ」
『首をすげ代えてもなにかが劇的に変わるということはないってことぐらい国民もわかってると思うんだけどさ。今回の場合は、それでも辞めてくれってことだもんな』
「まあなあ」
『頼むから、頼むから、辞めてくれって。頼むから、首だけでも、先っぽだけでもイれさせてくれって』
「なんの話してんだよ!!」
『国民の心情を見事に言い表したんじゃねえか。先っぽだけでもイれさせてくれ。まさに国民が今感じてるのはその思いだろ。とにかく先っぽだけでも!』
「えらそうに、ただの昭和のエロ漫談だろが!!」
『まあでも、結局ずっぽりした結果が今のこの様なんですけどね』
「去年の政権交代のことか?」
『ちんこのささやきに負けて変な女とやっちゃったもんだよ』
「ちんこのささやきってお前」
『まあ、今の政権には変な女ばっかだからな、がはははは』
「なんで今のタイミングでばか笑いをしたんだよ」
『もうこれはあれかな、国民があれになっちゃってるのかな』
「なに?」
『国民がほらね、あれだよあれ、中毒というかさ、やめられないというかさ、ほら』
「…癖?」
『………今日はくせの話をひとつ』
「だから導入が下手くそなんだよずっと!」
『いいんだよ別に』
「よくないだろ!」
『いいからいいから。ほら、お前もなんかくせのひとつぐらいあるだろ』
「おれから!?、おれから話すの!?、普通、話を始めたほうからだろ?」
『いいからいいから』
「あんまよくないけど、そうだ、くせと言えばおれほら、コップとか持つときにさ、どうしても小指をたてちゃうんだよ」
『あー、お前おすぎだもんな』
「いやそっちのケはないし、ましてやおすぎではねえよ。ついでに言っておくとピーコでもない」
『ピーコです!』
「おすぎです!………とまあこれには理由があって、まさにくせになってるって話なんだけど」
『ああ、一度そっちの世界に入るとくせになるって言うもんな』
「だからおれはおすぎではないよ」
『ピーコです!』
「おすぎです!………というのも、まず、小指をたてて飲むってのが女だってことが知識として入ってくる時期があるじゃん」
『うん、性同一性障害とかがこの世にはあるって知識が』
「いやだから、おれはまったくおすぎのケはないんだって」
『ピーコです!』
「おすぎです!………そんな、なんていうかな、男が女みたいなことすんのはおかしいんだぞって、話題になるっつうかさ。小学校低学年のころぐらいかな」
『小学校の低学年ぐらいのころからそっちの自覚はあったと』
「だからおれは」
『ピーコです!』
「おすぎですうぅぅ!!おすぎですうぅぅ!!おすぎですうぅぅ!!」
『………なんだよこのパターン』
「お前がピーコです!とか言うからだろ」
『ピーコです!』
「おすぎです!ってほら。ピーコかおすぎって言われたら、そう返さなくちゃいけない雰囲気あるだろ」
『PKOです!』
「おす、いやなんだよそれ」
『PKOだよ』
「そんなことはわかってるよ!。急に国連の平和維持活動って言われてもって話だ!」
『ああ、PKOってそういう意味なの?。間違えてたよ』
「なんだと思ってたんだよPKO」
『PKOっておれ、ポポポポカカッオー!、のことだと思ってたよ』
「なんだよそれ…素直にIKKOのことだと思ってたって言えば良かったのにな!」
『じゃあそろそろ終わりますか』
「いやまて、おれの話が、おれまだおすぎのままだから」
『ピーコです!』
「おすぎです!、だからあれは、なんていうかな、当時周りはむしろ意識して小指をたてないようにしていて」
『ピーコです!』
「おすぎです!、おれほら、クラスの中で奇をてらって周りをにぎやかす担当だったから」
『ピーコです!』
「おすぎです!、だからおれはみんなの見てる前であえて」
『ピーコです!』
「おすぎです!、あえておれは」
『ピーコです!』
「おすぎです!、あえて小指を」
『ピーコです!』
「おすぎです!、小ゆ」
『ピーコです!』
「おすぎです!、こ」
『ピーコです!』
「おすぎですうぅぅ!!おすぎですうぅぅ!!おすぎですうぅぅ!!」
『………終わります』
「…………」
終わり。小指をたててしまうのはおれのくせ。小さいころに奇をてらってやり続けた結果、くせとして我が身に宿った。別段これで問題はないが、過去に一度、
「ずっとそっちの人かと思ってた」
と、ある女に言われたことがある。
変な女だった。
「じゃあ、誤解が解けた記念にひとつ夜のお供を」
と言ったら、「わたし、あなた、ずっと、キライ」となぜかカタコトで言われた。ちんこがついてねえからに違いない。
こんなもん。
「昨日のことだよね、鳩山首相の辞意表明」
『一年保たないんだから。困ったちゃんだよ』
「小泉政権以降続いてるね。ここのところ毎年総理が代わっていってるよ」
『まあ、今回の場合前回までと比べて、明らかに“頼むから”辞めてくれって国民の声がでかかったように見えるね』
「そうだなあ」
『首をすげ代えてもなにかが劇的に変わるということはないってことぐらい国民もわかってると思うんだけどさ。今回の場合は、それでも辞めてくれってことだもんな』
「まあなあ」
『頼むから、頼むから、辞めてくれって。頼むから、首だけでも、先っぽだけでもイれさせてくれって』
「なんの話してんだよ!!」
『国民の心情を見事に言い表したんじゃねえか。先っぽだけでもイれさせてくれ。まさに国民が今感じてるのはその思いだろ。とにかく先っぽだけでも!』
「えらそうに、ただの昭和のエロ漫談だろが!!」
『まあでも、結局ずっぽりした結果が今のこの様なんですけどね』
「去年の政権交代のことか?」
『ちんこのささやきに負けて変な女とやっちゃったもんだよ』
「ちんこのささやきってお前」
『まあ、今の政権には変な女ばっかだからな、がはははは』
「なんで今のタイミングでばか笑いをしたんだよ」
『もうこれはあれかな、国民があれになっちゃってるのかな』
「なに?」
『国民がほらね、あれだよあれ、中毒というかさ、やめられないというかさ、ほら』
「…癖?」
『………今日はくせの話をひとつ』
「だから導入が下手くそなんだよずっと!」
『いいんだよ別に』
「よくないだろ!」
『いいからいいから。ほら、お前もなんかくせのひとつぐらいあるだろ』
「おれから!?、おれから話すの!?、普通、話を始めたほうからだろ?」
『いいからいいから』
「あんまよくないけど、そうだ、くせと言えばおれほら、コップとか持つときにさ、どうしても小指をたてちゃうんだよ」
『あー、お前おすぎだもんな』
「いやそっちのケはないし、ましてやおすぎではねえよ。ついでに言っておくとピーコでもない」
『ピーコです!』
「おすぎです!………とまあこれには理由があって、まさにくせになってるって話なんだけど」
『ああ、一度そっちの世界に入るとくせになるって言うもんな』
「だからおれはおすぎではないよ」
『ピーコです!』
「おすぎです!………というのも、まず、小指をたてて飲むってのが女だってことが知識として入ってくる時期があるじゃん」
『うん、性同一性障害とかがこの世にはあるって知識が』
「いやだから、おれはまったくおすぎのケはないんだって」
『ピーコです!』
「おすぎです!………そんな、なんていうかな、男が女みたいなことすんのはおかしいんだぞって、話題になるっつうかさ。小学校低学年のころぐらいかな」
『小学校の低学年ぐらいのころからそっちの自覚はあったと』
「だからおれは」
『ピーコです!』
「おすぎですうぅぅ!!おすぎですうぅぅ!!おすぎですうぅぅ!!」
『………なんだよこのパターン』
「お前がピーコです!とか言うからだろ」
『ピーコです!』
「おすぎです!ってほら。ピーコかおすぎって言われたら、そう返さなくちゃいけない雰囲気あるだろ」
『PKOです!』
「おす、いやなんだよそれ」
『PKOだよ』
「そんなことはわかってるよ!。急に国連の平和維持活動って言われてもって話だ!」
『ああ、PKOってそういう意味なの?。間違えてたよ』
「なんだと思ってたんだよPKO」
『PKOっておれ、ポポポポカカッオー!、のことだと思ってたよ』
「なんだよそれ…素直にIKKOのことだと思ってたって言えば良かったのにな!」
『じゃあそろそろ終わりますか』
「いやまて、おれの話が、おれまだおすぎのままだから」
『ピーコです!』
「おすぎです!、だからあれは、なんていうかな、当時周りはむしろ意識して小指をたてないようにしていて」
『ピーコです!』
「おすぎです!、おれほら、クラスの中で奇をてらって周りをにぎやかす担当だったから」
『ピーコです!』
「おすぎです!、だからおれはみんなの見てる前であえて」
『ピーコです!』
「おすぎです!、あえておれは」
『ピーコです!』
「おすぎです!、あえて小指を」
『ピーコです!』
「おすぎです!、小ゆ」
『ピーコです!』
「おすぎです!、こ」
『ピーコです!』
「おすぎですうぅぅ!!おすぎですうぅぅ!!おすぎですうぅぅ!!」
『………終わります』
「…………」
終わり。小指をたててしまうのはおれのくせ。小さいころに奇をてらってやり続けた結果、くせとして我が身に宿った。別段これで問題はないが、過去に一度、
「ずっとそっちの人かと思ってた」
と、ある女に言われたことがある。
変な女だった。
「じゃあ、誤解が解けた記念にひとつ夜のお供を」
と言ったら、「わたし、あなた、ずっと、キライ」となぜかカタコトで言われた。ちんこがついてねえからに違いない。
こんなもん。