微笑シリーズ。OKや | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

微笑シリーズ。OKや

『なりたいものになるにはどうすればいいんだろう?』
「そりゃまあ、努力だよ」
『それよそれ。努力。努力ってさ、努力っつうけどさ』
「はあ」
『たとえば、プロサッカー選手になるために高校三年間泥にまみれ、火がでるような野球部の練習に耐えてきましたってなったらどうよ?』
「どうよって…まずサッカー選手になりたいのならサッカー部に入れよ。ドカベンじゃねえんだから」
『たとえばの話だろうが』
「たとえばっつっても、まあ、そりゃまあそんな場合、良くて、良く言って、その努力は認めるがってやつだ。悪くいやあ骨折り損のくたびれもうけだな」
『だろ?。なにかと努力努力っつうけどさ、何に努力をそそげばいいのかって話だよ』
「いや、そんなワンダー過ぎる話をひきあいに出されてもな。努力の仕方があまりにも現実と乖離してるだろ。ドラえもんでのび太とドラえもんがどこでもドアを使って万引きを企てるっつうような話だぞ。ありえない」
『出歯亀はしてるけどな』
「ドラえもんの話はいいんだよ」
『まあ、ありえるありえないは科学者に、未来の科学者に任せてだな』
「無理にドラえもん設定を持ち出さなくていいんだよ」
『過去の発明家に』
「キテレツもいいんだよ」
『だからおれ、その努力の仕方がわからねえんだよ。努力のベクトルはちゃんと目標に向かっているつもりなんだけど、一向に成就しねえ。いっつも徒労に終わるんだ』
「徒労に」
『どうすりゃあいいんだよ…助けてドラえもん』
「お前、よくもぬけぬけとつまらないことを繰り返せるな」
『ドラえもーん。押し入れのふすまがらっ、あ!、ドドドドラえもん一体そんな体勢で何を』
「やめろ」
『のび太くん。君は小学校五年生だったっけ…じゃあそろそろクラスの女子だけ映画を見る授業が』
「ドラえもん何冷静に諭そうとしてるんだよ。やめなさい」
『はっ、ドラえもん。その手に持った写真はまさか…しずかちゃんの全裸…………まあやめますけどね』
「うん」
『どう努力したらいいかわからねえ。努力の仕方を考えてると、いつの間にか今みたいな思考のどつぼにはまってる』
「そりゃ…重症だな」
『どうすりゃあいいんだよ。教えてキテレツ斎先生!。やいキテレツ。ぶぶぶぶたごりら。キテレツお前、下半身丸出しで手に先祖の写真とティッシュなんかもって…お前』
「やめろやめろ」
『この様だよ』
「この様だな。じゃあ、つうか、お前は一体何になりたいんだよ」
『あ、今の時代というかそろそろ、先祖をネタにしたオナニーってできるんだな。すごい背徳感あるよな』
「知らねえよ!。考えたくもねえ!」
『先祖なんかあれだよ、たくさんいるんだから。やがて誰しも先祖にひとりぐらい名を馳せたAV女優がいる時代くるだろ』
「関係ねえ話はやめてください」
『そんな未来の若者のために僕はAVをレンタルじゃなく購入しているんですよ』
「それは単に趣味だろ。やめろ」
『えっと何の話だっけ』
「お前が何になりたいかだよ」
『ああ、えっと、おれはみんなのズリネタになりたいって話だったっけ?』
「……お前がそうなりたいなら、それはそれでいいけど」
『…冗談…じゃねえか』
「…………」
『ライトな感覚の…明るい冗談…ほがらかな冗談じゃねえか』
「ズリネタなんて言ってる時点でほがらかではねえよ!」
『まあ、おれがなんになりたいか。それを発表したら、おれという存在の価値、いわばおれ株価が暴落することうけあいだから、その質問はなかったことに』
「…………」
『なかったなかったことにしようねえ。はい、なかったなかったことにしよう。なかったなかったねえ。なかったなかったことにしようねえ』
「おれがやめていいか?」
『ごめん』
「うん」
『たとえば、で話を続けようぜ』
「じゃあ、そうだなあ、ああ、たとえばお前学生時代にテストあったろ?」
『当たり前だろ』
「いい点取るには努力するよな?」
『当たり前だろって』
「じゃあお前はテストでいい点取るという目標に向かってテスト期間中どう努力してたんだよ」
『おれ勉強してねえよお』
「テスト前あるあるじゃなくてだな」
『ワタシ勉強してないアルよ』
「なぜ中国人風に………おれは今お前につきあう努力を放棄しそうだよ」
『まあ、テストだからさ。いい点取りたいわな』
「うん」
『ということは勉強しなくちゃならない』
「うんそうだな」
『勉強ということはこれ学校で教わることなわけだ』
「うん?」
『ということは、普段からの予習復習が大事になってくる』
「まあ、まあな」
『普段からの予習復習が大事ということは、テスト前に何かをすることはテストの結果に繋がってない。だからおれはテスト前に特別なことはせず、普段通り過ごす方向に努力してた』
「ああ、テスト前だからって言って、悪銭身に付かずというか一夜漬けせずに、普段通り予習復習してたと」
『いやいやそんな。家でゲームやってた』
「は!?」
『家で一生懸命ゲームやってた』
「なんでだよ!」
『勉強しなくちゃって思う気持ちを必死に抑えて、桃鉄やってた』
「お前」
『なぜかみんな集まらないからひとりで99年やってた』
「みんな勉強してんだよ!。お前もしろよ!」
『勉強してないって言ったろ!』
「本当にしてないのかよ!」
『当たり前だろ!テストでいい点取りたいんだから』
「お前」
『実を言うと、普段と違って徹夜でプレイしたわ!』
「徹夜で勉強すんだよ!」
『お前、赤鬼に何年ボンビーつきっぱなしかわかってんのかよ!』
「関係ねえだろそれ!。………わかった。わかったよ」
『68年だとよくわかったな』
「68年もの間貧乏神押しつけてたのかよ!。いや、違う。じゃあ、たとえばお前が、まあ何でもいいや、アイドルになろうとしたときに、お前はどう努力するんだ?」
『アイドル?。アイドルってえとお前、なにはともあれイケメンか美少女にならなきゃ駄目だろ?』
「いやお前の場合イケメン一択でいいんだよ」
『なんで?』
「そこから説明しないといけないの!?」
『イケメンになって、スカウトされるなり応募するなりするわけだ』
「まあな」
『イケメンになるには、自分を磨かなきゃあだめだよな』
「そうだな」
『だけどいくら自分を磨くっつっても、限界はくるわな。外面には限界がくる』
「うん」
『となると、まず内面を磨かなきゃならない。内面を磨くといやあ、修行だよな』
「…うん」
『修行といやあ寺で修行だから、寺に入門しなきゃならない』
「………」
『入門しなきゃならないから、俗世間の煩悩を捨てなきゃならん』
「………」
『おそらくその時点でおれの最大の煩悩といやあ、アイドルになってウハウハになるってことだよな?。』
「………はい」
『だからおれはアイドルになるという煩悩を捨てる努力をしなくちゃならない。うん、おれアイドルになるためにまずはアイドルになりたくない一心を旨に努力をする。おれはアイドルにならないぞ!。美容整形なんかしないぞ!。なりたくなんかない!。オーディションに応募なんかするもんか!、スカウトなんかクソ食らえ悪鬼め!、寺にだって入門しないぞ!。山になんか入ってたまるか!。おれはアイドルになんかなりたくない!!』
「うん、わかった。おかしいよね」
『おかしい?、おかしいだと?、どこが?。目標に向かって一歩一歩、まず目の前にある課題をクリアしようと必死になってしているおれのどこがおかしい?』
「アイドルになるっつう話なのに、アイドルになんかなりたくないって言っちゃってるしさ」
『だからアイドルになるためには、まずアイドルになるという煩悩を捨てなきゃいけないんだよ』
「まあ仮にアイドルになる第一ステップがそれだとしたら、次のステップは永久に踏めない気がするが」
『はあ?。お前は一体何を聴いてたんだ?』
「だから、だからね。アイドルになりたいんだったら、アイドルになりたいなら、アイドルになるっつう煩悩だかなんだか知らねえが、それを捨てちゃ駄目だよな?」
『いやいやいや』
「いやいやいや、駄目だろ」
『言ってることおかしいよ』
「おかしくねえよ。お前は無駄な努力をしてるんだよ!。なんだよ、回りくどい道たどりやがって」
『……あ!』
「気がついたか」
『アイドルといやあ、普段は変装してるんだよな?。いわば世を忍ぶ仮の姿。世を忍ぶ仮の姿っていやあ、仮性包茎の代名詞…彼らはみんな』
「なに言ってるんだよ!。また思考のどつぼにはまってるよ!。それに世を忍ぶ仮の姿の代名詞はNHKでポジションを築きつつある悪魔だろ!。NHKでポジションを築きつつある空想上の生き物はドラゴン藤波だけでいいんだよ!。おれはなにを言ってるんだ!?。おれまで思考のどつぼにはまってきてるよ!」
『言ってる意味がわからねえな』
「おれもだばかやろー!。じゃあ、お前、あれだよ。風が吹くと桶屋が儲かるって言葉知ってるか?」
『知ってるよ』
「風が吹けば桶屋が儲かる状態どころか、いわばお前は風が吹いても桶屋が儲からない状態にある」
『いや、そんなことあるわけないだろ。風が吹けば桶屋は儲かる決まりだよ』
「決まりって…じゃあちょっとなぜ風が吹けば桶屋が儲かるのか説明してみろよ」
『あれだろ、風が吹くと砂が舞う』
「うん」
『砂が舞うとそれが人の目に入る』
「うん」
『砂が目に入ると、めく…目の不自由な人が増える』
「うん」
『めく…目の不自由な人が増えると、当時目の不自由な人がやる職業に使う三味線の必要数が増える』
「うん」
『三味線を作るには猫の皮がいるから、猫が減る』
「うん」
『猫が減るとネズミが増えて、桶をかじる。だから桶屋が儲かる』
「うんうん」
『風が吹けば桶屋が儲かる』
「うん正解だよ」
『うん』
「正解って、ねえ、ははは。正解って。なんかボケろよ!。正解知ってるならなおさらだよ!。物知りかお前は!。近所にいる物知りおじさんか!」
『なんなんだよおれはお前に言われて』
「素直か!。ボケる努力をしろよ!」
『ボケる努力?。ボケる努力…ボケる…努力…努力………………ちょっと桶買ってくるわ!!』
「ちゃんちゃん♪ってお前!」



終わり。ないわー。最後ないわ。ここはシュールにいって「どうしてそうなった」だろー。

バレンタインに体調崩して寝込むというね、あれかなあ、おれみたいな快男児がバレンのタインの日に市中をうっかり無防備でぶらついたりなんかしていたら、大量のチョコが殺到し地球の重力バランスが崩れ、地球がブラックホールと化すことを懸念した聖人のお茶目なイタズラ、いやさ奇跡かな?。ほんとお茶目するよね聖人って。うっかり生き返ったり、うっかりスタンド能力を与えたり、うっかりだ。それにしても伊集院がDDTをべた褒めするとは。WWEみたらなんて言うんだろ。そんなことを思ってるおれって気持ち悪いよね。おれもさえずりやろーかなー。とかなんとかいいつつ、一時あれに登録し、一時間後に退会したおれだよ。いや、検索とフォローまわっていろんな人に行き着く程度の能力はあったよ。だけどあれ、みた限り中毒性高すぎだろ。ただでさえこれやってんのに。そんで怖くなってやめた。廃鳥になりたくねえ。そんなおれの世界からの卒業。地獄で誰かがわらってら。いやしかし、おれの思春期にあれがあったら好きな子ストーカーし放題だろって気持ちわりいんだよ!。有名無名問わずリアル世界のフォロワーに気をつけて!