アノマニスからの脱却(7)
「は?」
「は、じゃねえよ!。なにが呪いだよ!。いやさあんたが勝手に惨めに死んでくれるのは結構なことだけど!。あんたがオヤジにそれだけ嫌われてるなら、あんたはもう死んでなきゃならねえんだ。なりふり構っている場合じゃねえよ!。殺すだろどうやったって一秒でも早く!」
「だから、私は」
「まだわからねえのか」
レイはポケットからタバコを取り出して、火をつけた。
「いいだろう。ことのついでにおれの推論を述べてやろう。いいか、あんたはオヤジの子なんだよ。これは文学的な事実ってやつだ」
「は?」
「だから、は?、じゃねえよ。あんたはオヤジの息子なんだよ!」
「何をそんな無茶苦茶なことを」
「まあ、そりゃあさ。それこそ遺伝子でも調べりゃ、結果に一致は見られないかもしれない」
「違うじゃないか」
「いいから黙って聞いてろタコ野郎。でもな、オヤジはあんたを自分の子だと思ってんだよ。それこそ、神見の子のようにな」
「………私の母親が、神見のように?」
「それは知らん。ただの不倫関係かもしらん。でもな、おれがオヤジなら、そのあんたの親を殺した事故ってやつで、あんたも一緒にさよならだよ。生かしておく価値が、論理的意義がまるでねえ。おかしいだろ。どう考えてもおかしいだろ。それに、現状だよ。あんたは死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ言ってるけどよ。どうして今生きてるんだよ」
「だから、それはあまり派手にやらかすと」
「教団最大の不安因子とも呼べそうなあんたを放ったっきりそのままにしておく奴なのかよあいつは」
「それは、だが」
「導かれる答えはひとつなんだよ。あんたはあのオヤジの子だ。たとえあらゆる意味合いからその事実が違っていても、文学的にはそれが正しい。なぜならあんたのその半生と、今生きているその事実があるからだ。だから殺されない」
「そんなの、無茶苦茶じゃないか」
「無茶苦茶もくそもないんだよ。あんたはそれを信じ、語る権利がある。過去を思い返してみろよ。思い当たる節のひとつやふたつあるんじゃねえか?」
「そんなまさか………」
佐井九はそう言ったきり、両手で頭を抱え込み、黙り込んだ。
「そんな落ち込むような問題でもないだろ。生きてるだけマシってもんだ。ま、じきに死ぬらしいけどさ」
レイは塞ぎ込む佐井九を冷たく突き放した。優しくしてやる道理はない。
「私は、私は最近ずっと、こんなことを考えていたよ」
両手で頭を抱え込んだまま、佐井九は語り出した。
「死んだらどこに行くんだろう。死んだら、どうなるのだろう。そんなことばかり考えているんだ」
「おいおい、何をくだらねえ。それこそ、そんな時こそアノマロカリス教の出番じゃないか」
「アノマロカリス教では、死んだら、その魂は迫り来る進化の果て、生命爆発の糧になる、と教えているよ。アノマロカリス教では宇宙は生命体であり、そこに還って、次の生命に宿る準備をする。その世界には、ノアの方舟のように宇宙創世から生まれたありとあらゆる生命体の“形”が標本のように並べられていて、そこを管理しているのが生命爆誕の象徴たるアノマロカリス。生前、悪いことをした奴は、アノマロカリスを信じなかった奴は、分別され、そいつらの餌となって食われ、生命の輪から永遠に外れるとされる」
「ま、ありきたりな輪廻転生物語だな」
「私は、これを信じていた私は、決して死を恐れはしなかった。教団の教えに殉じることを恐れはしなかったし、私が殺した人々は、きっと後の世で新たな生命体になり、幸せになると信じていた」
「ずいぶんと手前勝手なことで」
「だが、私はもはやアノマロカリス教が偽りに満ちたものであることを知っている。信じられるものをなくした時、私は死ぬのが怖くなった。死んだらどこに行くんだろう。私が死んだら、私という存在はどうなるのか。それからというもの、私を取り巻くこの世界が、まるで作りもののように無機質なものに見えるようになった。私はなぜ生きているのか、なぜ生まれたのか、なぜ意識を持って日々行動するのか、なぜ苦しむのか、なぜ死ぬのか、死んだらどうなるのか、なぜ人間なのだ、歴史とはなんだ、どうして人間は人間なのだ、町を行く人々にも人それぞれ個別の意識があり、皆が皆どうして今現在この世界で考え、行動しているのか、そんなことばかり毎日毎日考えていたよ」
「言わせてもらうが、そういうことは普通、中学生あたりに一通り経験して、適当に済ましておく疑問だぜ?」
「そういうものなのだろうな。私には、それがなかったよ。そして、答えもでない」
「当たり前だ。答えなんか出た日にゃ変な宗教屋さんに逆戻りだぜ」
「ああ、そうだな。しかし、なんとなく、なんとなくだが、少しわかったことがある」
「あんのかよ、なんだよ」
「それは、死んだら何にもないということだ。死んだら、死後の世界もなにもない。ただただ無なのだ。私という存在が過去から未来永劫消え去る。それが死というものなのだと。私という世界の終焉、それはまるで宇宙の広がりのその先のように、何もなくなるということ。私は怖い。私が考え、日々積み重ねてきた私という存在が、未来永劫消えてなくなる。消えてなくなるのだ!」
「だから急に騒ぐな!。あんた我思う、故に我ありって言葉知ってるか?。中学生の時習わなかったか?」
「死こそ永遠であると、そう思ったこともあったが、違う。その考えこそ、死後も意識があるということなのだ。死は永遠ではない。点だ。続きはしない。そこですべてが終わりなのだ。それでも、それを理解していながらもなお、私は、死んだらどこに行くんだろう、死んだらどうなるのだろう、それを考えずにはいられない。と同時に、死んでしまいたいと、願っている………」
「だからなんなんだよ」
「馬鹿馬鹿しいと、君は笑うかい?」
「知るか!、おれはあんたをこの手でぶっ殺してやりてえぐらいなんだよ!」
「だったら、それをしても構いやしない」
「それだよ!、おれがあんたをやらない理由はそれなんだよ!。お前は勝手にどっかで苦しみながら生きて死ね!」
「…………ありがとう」
「いや、なんでだよ!?、なんでそう言われなきゃならねえ!」
「君と話していて、私は決めたよ」
「は!?」
佐井九は頭を上げて、レイの目を見た。レイはそれにのまれた。
「先代が私の親である、考えたこともないようだが、確かにそれは事実であるかもしれない。君と話していて、私は、なぜだか楽しかった」
「は!?」
「私を苦しませていたすべてを、私に認めさせてくれた気がする」
「………駄目だこいつ。根っからのアホだ………」
「ありがとう」
「うるせえバカヤロー!!」
「私は、生きることをやってみる」
「じゃあ殺す!」
レイが火のついたタバコを佐井九に投げつけたあと、しばらく、ふたりは沈黙した。らちがあかないと、レイは教団本部に向かうことにした。帰りしなに佐井九はレイにこういった。
「我思う、故に我あり。君はそう言ったね。だが、やはり死んだら、きっとそんなこともなくなる」
「なんなんだよあんたは」
「私はひとり、自分が自分でない者を知っている。その子はたぶん、自分を殺して、その殺した自分という存在を求めるそれだけの為に生きている」
「………神見のことか?」
「あの日あの時、彼女は死んだといえる。だが、あの赤い小さな安っぽいイヤリング」
「安っぽいって言うな!。結構したんだぞ」
「彼女はああなっても、君からもらったそれを決して外そうとはしなかった」
「……あっそう」
「これは私の推測だがね。彼女が快楽を求め続けるその理由、それはもう一度、真なるオルガスムスを求めているのではないかね?。性的欲求のみが満たされるものではなく、心から愛しく思い、初めて経験したそれを求めているのではないかね?。快楽の果てに自分が甦ると、本能的に感じ動いているのではないかね?」
「……なんだよ。おれが神見と一発やったら世界は元通り、めでたしめでたしってなるとでも言うのかよ」
「まだ、彼女は死んではいない。私はそう思っている」
「……あっそう」
「君は神見と会って、どうするのだ」
「………さあね。考えたこともねえ。おれはオヤジを殺したいだけだ」
「そうか。…君は、私と同じだな」
「どこがだよ!。一緒にすんなハゲ!。死ね!」
「これを持っていきなさい」
「ああ!?」
「我が家にある武器になりそうなもので、持ち運び易いものといえば、これだけだろう」
佐井九の手にはキンカンの瓶が握られていた。
「………まあ、もらっとく」
それがなんの役に立つか、まあ、無いよりかはマシだろう。
「一縷の望みにかける気があるのならば、君は神見を抱くんだ。いや、抱いてやって欲しい。神見はずっと君を」
「うるせえ!!」
そう言って、レイは佐井九とおさらばした。
電車に揺られながらレイは、抱けるもんならそうしたいが、とばかりに、その用をなさない自分の息子をじっと見つめていた。
果たして、レイが言ったように、佐井九はオヤジの息子だったのだろうか。その謎はついに闇中を漂うことになった。なぜならば、レイが投げたタバコの火の不始末により、まもなく佐井九の家は火に包まれ、佐井九は、何を思ったかしらないが、火に飛び込んで死んだからだ。目撃者の証言によると、佐井九は火に飛び込む寸前、薄く笑みを浮かべていたという。そして当のオヤジは、既に息をしていないからだ。
そんなことは露知らず、レイは教団本部最寄り駅まで息子を見つめる。
続
「は、じゃねえよ!。なにが呪いだよ!。いやさあんたが勝手に惨めに死んでくれるのは結構なことだけど!。あんたがオヤジにそれだけ嫌われてるなら、あんたはもう死んでなきゃならねえんだ。なりふり構っている場合じゃねえよ!。殺すだろどうやったって一秒でも早く!」
「だから、私は」
「まだわからねえのか」
レイはポケットからタバコを取り出して、火をつけた。
「いいだろう。ことのついでにおれの推論を述べてやろう。いいか、あんたはオヤジの子なんだよ。これは文学的な事実ってやつだ」
「は?」
「だから、は?、じゃねえよ。あんたはオヤジの息子なんだよ!」
「何をそんな無茶苦茶なことを」
「まあ、そりゃあさ。それこそ遺伝子でも調べりゃ、結果に一致は見られないかもしれない」
「違うじゃないか」
「いいから黙って聞いてろタコ野郎。でもな、オヤジはあんたを自分の子だと思ってんだよ。それこそ、神見の子のようにな」
「………私の母親が、神見のように?」
「それは知らん。ただの不倫関係かもしらん。でもな、おれがオヤジなら、そのあんたの親を殺した事故ってやつで、あんたも一緒にさよならだよ。生かしておく価値が、論理的意義がまるでねえ。おかしいだろ。どう考えてもおかしいだろ。それに、現状だよ。あんたは死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ言ってるけどよ。どうして今生きてるんだよ」
「だから、それはあまり派手にやらかすと」
「教団最大の不安因子とも呼べそうなあんたを放ったっきりそのままにしておく奴なのかよあいつは」
「それは、だが」
「導かれる答えはひとつなんだよ。あんたはあのオヤジの子だ。たとえあらゆる意味合いからその事実が違っていても、文学的にはそれが正しい。なぜならあんたのその半生と、今生きているその事実があるからだ。だから殺されない」
「そんなの、無茶苦茶じゃないか」
「無茶苦茶もくそもないんだよ。あんたはそれを信じ、語る権利がある。過去を思い返してみろよ。思い当たる節のひとつやふたつあるんじゃねえか?」
「そんなまさか………」
佐井九はそう言ったきり、両手で頭を抱え込み、黙り込んだ。
「そんな落ち込むような問題でもないだろ。生きてるだけマシってもんだ。ま、じきに死ぬらしいけどさ」
レイは塞ぎ込む佐井九を冷たく突き放した。優しくしてやる道理はない。
「私は、私は最近ずっと、こんなことを考えていたよ」
両手で頭を抱え込んだまま、佐井九は語り出した。
「死んだらどこに行くんだろう。死んだら、どうなるのだろう。そんなことばかり考えているんだ」
「おいおい、何をくだらねえ。それこそ、そんな時こそアノマロカリス教の出番じゃないか」
「アノマロカリス教では、死んだら、その魂は迫り来る進化の果て、生命爆発の糧になる、と教えているよ。アノマロカリス教では宇宙は生命体であり、そこに還って、次の生命に宿る準備をする。その世界には、ノアの方舟のように宇宙創世から生まれたありとあらゆる生命体の“形”が標本のように並べられていて、そこを管理しているのが生命爆誕の象徴たるアノマロカリス。生前、悪いことをした奴は、アノマロカリスを信じなかった奴は、分別され、そいつらの餌となって食われ、生命の輪から永遠に外れるとされる」
「ま、ありきたりな輪廻転生物語だな」
「私は、これを信じていた私は、決して死を恐れはしなかった。教団の教えに殉じることを恐れはしなかったし、私が殺した人々は、きっと後の世で新たな生命体になり、幸せになると信じていた」
「ずいぶんと手前勝手なことで」
「だが、私はもはやアノマロカリス教が偽りに満ちたものであることを知っている。信じられるものをなくした時、私は死ぬのが怖くなった。死んだらどこに行くんだろう。私が死んだら、私という存在はどうなるのか。それからというもの、私を取り巻くこの世界が、まるで作りもののように無機質なものに見えるようになった。私はなぜ生きているのか、なぜ生まれたのか、なぜ意識を持って日々行動するのか、なぜ苦しむのか、なぜ死ぬのか、死んだらどうなるのか、なぜ人間なのだ、歴史とはなんだ、どうして人間は人間なのだ、町を行く人々にも人それぞれ個別の意識があり、皆が皆どうして今現在この世界で考え、行動しているのか、そんなことばかり毎日毎日考えていたよ」
「言わせてもらうが、そういうことは普通、中学生あたりに一通り経験して、適当に済ましておく疑問だぜ?」
「そういうものなのだろうな。私には、それがなかったよ。そして、答えもでない」
「当たり前だ。答えなんか出た日にゃ変な宗教屋さんに逆戻りだぜ」
「ああ、そうだな。しかし、なんとなく、なんとなくだが、少しわかったことがある」
「あんのかよ、なんだよ」
「それは、死んだら何にもないということだ。死んだら、死後の世界もなにもない。ただただ無なのだ。私という存在が過去から未来永劫消え去る。それが死というものなのだと。私という世界の終焉、それはまるで宇宙の広がりのその先のように、何もなくなるということ。私は怖い。私が考え、日々積み重ねてきた私という存在が、未来永劫消えてなくなる。消えてなくなるのだ!」
「だから急に騒ぐな!。あんた我思う、故に我ありって言葉知ってるか?。中学生の時習わなかったか?」
「死こそ永遠であると、そう思ったこともあったが、違う。その考えこそ、死後も意識があるということなのだ。死は永遠ではない。点だ。続きはしない。そこですべてが終わりなのだ。それでも、それを理解していながらもなお、私は、死んだらどこに行くんだろう、死んだらどうなるのだろう、それを考えずにはいられない。と同時に、死んでしまいたいと、願っている………」
「だからなんなんだよ」
「馬鹿馬鹿しいと、君は笑うかい?」
「知るか!、おれはあんたをこの手でぶっ殺してやりてえぐらいなんだよ!」
「だったら、それをしても構いやしない」
「それだよ!、おれがあんたをやらない理由はそれなんだよ!。お前は勝手にどっかで苦しみながら生きて死ね!」
「…………ありがとう」
「いや、なんでだよ!?、なんでそう言われなきゃならねえ!」
「君と話していて、私は決めたよ」
「は!?」
佐井九は頭を上げて、レイの目を見た。レイはそれにのまれた。
「先代が私の親である、考えたこともないようだが、確かにそれは事実であるかもしれない。君と話していて、私は、なぜだか楽しかった」
「は!?」
「私を苦しませていたすべてを、私に認めさせてくれた気がする」
「………駄目だこいつ。根っからのアホだ………」
「ありがとう」
「うるせえバカヤロー!!」
「私は、生きることをやってみる」
「じゃあ殺す!」
レイが火のついたタバコを佐井九に投げつけたあと、しばらく、ふたりは沈黙した。らちがあかないと、レイは教団本部に向かうことにした。帰りしなに佐井九はレイにこういった。
「我思う、故に我あり。君はそう言ったね。だが、やはり死んだら、きっとそんなこともなくなる」
「なんなんだよあんたは」
「私はひとり、自分が自分でない者を知っている。その子はたぶん、自分を殺して、その殺した自分という存在を求めるそれだけの為に生きている」
「………神見のことか?」
「あの日あの時、彼女は死んだといえる。だが、あの赤い小さな安っぽいイヤリング」
「安っぽいって言うな!。結構したんだぞ」
「彼女はああなっても、君からもらったそれを決して外そうとはしなかった」
「……あっそう」
「これは私の推測だがね。彼女が快楽を求め続けるその理由、それはもう一度、真なるオルガスムスを求めているのではないかね?。性的欲求のみが満たされるものではなく、心から愛しく思い、初めて経験したそれを求めているのではないかね?。快楽の果てに自分が甦ると、本能的に感じ動いているのではないかね?」
「……なんだよ。おれが神見と一発やったら世界は元通り、めでたしめでたしってなるとでも言うのかよ」
「まだ、彼女は死んではいない。私はそう思っている」
「……あっそう」
「君は神見と会って、どうするのだ」
「………さあね。考えたこともねえ。おれはオヤジを殺したいだけだ」
「そうか。…君は、私と同じだな」
「どこがだよ!。一緒にすんなハゲ!。死ね!」
「これを持っていきなさい」
「ああ!?」
「我が家にある武器になりそうなもので、持ち運び易いものといえば、これだけだろう」
佐井九の手にはキンカンの瓶が握られていた。
「………まあ、もらっとく」
それがなんの役に立つか、まあ、無いよりかはマシだろう。
「一縷の望みにかける気があるのならば、君は神見を抱くんだ。いや、抱いてやって欲しい。神見はずっと君を」
「うるせえ!!」
そう言って、レイは佐井九とおさらばした。
電車に揺られながらレイは、抱けるもんならそうしたいが、とばかりに、その用をなさない自分の息子をじっと見つめていた。
果たして、レイが言ったように、佐井九はオヤジの息子だったのだろうか。その謎はついに闇中を漂うことになった。なぜならば、レイが投げたタバコの火の不始末により、まもなく佐井九の家は火に包まれ、佐井九は、何を思ったかしらないが、火に飛び込んで死んだからだ。目撃者の証言によると、佐井九は火に飛び込む寸前、薄く笑みを浮かべていたという。そして当のオヤジは、既に息をしていないからだ。
そんなことは露知らず、レイは教団本部最寄り駅まで息子を見つめる。
続