白昼夢 | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

白昼夢

空から頭がふってきた
遥か彼方の深い森から
遠い異国の瞳をたたえた
少女の首がふってきた
思い返して涙ぐんだり
そんなことはないからね
記憶はいつもとろけ出すから
少女は揺れてたメトロノーム
限りある鳥空に運ばれ
たどり着いたは少年の部屋
大地はやがてアケビの実のよう
裂け始めるから空から

白い夢を見ていた少女は
持たざる記憶と夢を見ながら
白い夢を見ていたと言った
血みどろの首がそう言って笑う
痛くはしないからね
塩漬けにして運ぼう
箱の中きっと暗いけれど
白い夢を見るにはちょうどいい塩梅さ
グラスの平原に
赤色点々と
尽きることなく
続いているという
山色高原に
血の色点々と
はじめからわかっていたのさ
途切れることなどない
空から頭がふってきた
少年にぶつかった
頭は少女模様で
唱える言葉は揺れる
クラクラしだしたら
見つめ合うこともできない
箱に詰め持ち運ぼう
記憶を捕まえに
旅にでて死ぬ前に
白い夢一緒に見よう
人はみな傍らに
夢を見る誰かいるのなら
少女はそれならば
あまりにさみしい
少年の目の前に
そびえる山々銀嶺
深い森までに
たどり着けないならば
それはあまりに
あまりにさみしい
雪の上点々と
溶け出すことはない
血の色続くから
さみしくなったなら
たどってみればいい


モヤモヤ。