冬の日 | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

冬の日

空から星が降り、人類滅亡
残されたのは青年と夢見子
ふたりは明るいし、人を想えば、涙を流して、歌などうたった
から狂う空には、灰色の雲めらが、幾重も渦巻いて、ふたりを見ている
傷ついた体で、隠しきれないことなら
ああ、せめて、夢のように、果てなく散ろうと
ふたりは優しいし、愛されあってた
咳き込む体で、歌をうたってた
坂道を登れば、くだるしかないのねと
ああ、月の瞬く、夜がまた見たいな
月光が爛々と青年を包む時、儚く目覚めた夢見子がひとり
もう悲しみがうつる、人などいないから
思う存分泣いてもいい、愛を語ってもいいよね
お薬も切れたしね
ふたりは共に生き、共に死んだと
未来の文明にそう夢を見せれば
そう夢が残れば
夢のような最期に
夢を見ていたようだと


モヤモヤ。