再投稿シリーズ。GPS持った意味わかんない。
「失礼します。なんですか、先生」
『ふむ。君がなぜ職員室に呼ばれたかわからないかね』
「はぁ」
『来るまでの道中、自問自答してみたのかね』
「一応してみましたが、答えはみつかりませんでした」
『なんじゃそりゃ、旅の途中かね君は』
「は?」
『胸に手をあてて考えてみんさい』
「みんさいって、ま、いいや。………何も思い至りませんが」
『ちゃんと実際に手をあてなさいや』
「語尾がむかつくなぁ。これでいいですか?」
『君の胸はみぞおちにあるのかね。もっと上だろう』
「はぁ、こうですか」
『どうだ?』
「え?いや、何もありませんが」
『その姿を見ても何も思い当たりはしないのかね!』
「はい」
『はぁーあ!真っ黒だぁ!真っ黒だぁ!』
「え?」
『お前の胸の中は真っ黒だぁ!』
「あ、タバコですか?タバコで肺が真っ黒だと。一切吸ってませんよ僕は」
『違う!転嫁かね!』
「は?」
『タバコに転嫁かね!罪を転嫁かね!真っ黒だぁ!君は真っ黒だぁ!真っ黒黒助出ぇておいで!バァ』
「…いや、あの、先生。意味がわかりません。なんですか急に呼び出して。僕別にやましいことはしてませんが」
『シラをきるつもりかね』
「は?」
『真っ黒なのにシラをきる。これじゃ黒か白かわかりませんよぉ。先生まったくわかりませんよぉ。まさしくグレーですよぉ』
「なんすか?もう帰っていいですか?」
『やましいことはしていない、と』
「はい」
『では、やらしいことをした、と』
「はあ!?」
『言葉のパズルで攻めてきましたか。もやっともやっとだぁ!もやっともやっとだよぉ!ええ!?君ぃ!』
「なんなんですか」
『もう一度胸に手をあててみんさいや』
「東京出身だろあんた」
『いいから早く』
「わかりましたけど、はい」
『では改めて訊くぞ。その姿に見覚えはないか?』
「見覚え?見覚えって、この姿になんかあるんですか?ていうか、僕がこの姿をしたら見覚えも何も、僕はこの姿が見えてないわけですから」
『…一理ある』
「はぁ」
『先生は間違ったことをしたらちゃんと謝れ、まず謝ることから始めよう、と、そう教えてきたな?』
「はい」
『いやいや、これはまったく、先生の不手際で、見えてないものに見覚えを求めた先生の不手際で、あいすみませんや』
「いいですけど」
『天に向かって唾を吐くとはこのことだ』
「いや、なに自分の行動が仇になって返ってきたみたいな言い方してんですか。謝ることはいいことじゃないですか」
『ふむ。では少し恥ずかしいが、先生もその格好をしてみよう』
「恥ずかしいんですかこの格好。やらせといて何を言ってるんですか」
『ふむ。なるほど、一理ある。これはまさに…………』
「なんだよ」
『ま、いいやな』
「思いつかなかったの慣用句を!?あんた国語の教師だろ」
『あ、老いては子に従えと云うからな』
「それでいいの!?老いては子に従えって60オーバーの人の為の言葉じゃないの?あんた30代だろ!」
『先生の脳年齢は80でしたよぉ。何度やっても80下回りませんよぉ』
「何を揚げ足とってやったみたいに!そっちの方が問題あるだろ色々と!教える立場なんだぞ!」
『まあ、教科書あるし』
「お前はなぞってるだけなんだ!」
『うん?なんだその口のきき方は』
「あ、いや」
『仮にも年上に向かって、仮にも年上に向かって、先生こんなだけど年上だかんね!』
「こんなだけどって自覚してんですか。なんか年長者であること以外に勝っているものがないダメな奴のセリフですけど」
『そんなものだよ教師なんてさ』
「はぁ」
『それでいいじゃない。人間だもの』
「うわ、だもの出た」
『では、胸に手をあてようか。はい、どうだ?この格好に見覚えはないか?』
「…やっぱり何も、どう考えても無いです」
『そんなことはないだろ!先生やり損!?よくみんしゃいな。特に腕の辺りと股を』
「股!?なんなんですか先生。一体僕になんの疑いを抱いてるんですか」
『説明を求めるか。今流行りの説明責任というやつじゃな』
「じゃなって、つうか流行り廃りっていうもんでもないような」
『先生流行りものには飛びつきたくない性格なんだよね』
「あーもうめんどくせえな!」
『うん?なんだその口のきき方は。先生こんなだけど』
「あー!うぜえ!」
『こんなだけど先生苦手だけどジグソーパズル買って途中で放置しちゃう』
「ああ!?苦手なら買うな!むかつくわ!想像しただけで頭の中キィーってなる!買ったならやり通せよ!完成作だけを見せろ!」
『いっつもピースが大量になくなるんだよね。辺のピースからなくなってくからね』
「辺のピースなくしたらきっかけつかみにくいだろ!ああもう停学覚悟でぶん殴ろうかな」
『先生殴られたら殴り返すよ。大人の暴力なめないほうがいいよ。こう、ポコスカポコスカ』
「とんでもない程猫パンチ。気持ちわるっ」
『こうね、こう、…やめて』
「シミュレーションで負けちゃってますよね」
『はあはあ……ごめん』
「なんか謝った!」
『ああいや、すみませんでした。二度と刃向かいません』
「完全に屈服した!靴なめろって言われるレベルだ!」
『靴ですか?はい』
「やめろやめろ。痛々しいわ!」
『ふう、さて、さっき停学覚悟でと君は言ったが』
「急だなおい」
『事態はもうそこまで、いやそれ以上のところまで来ているのだよ君!』
「だから、一体何があったんですか」
『先日、君達は、“卒業文集に何を書いた?”ランキング一位の、あ、ランク王国調べね』
「うぜえよ」
『修学旅行に行ったろ?』
「行きましたけど」
『いやぁ、修学旅行。いい思い出だこりゃ』
「そうですね」
『いい思い出。話してみんさいよ君の思い出を』
「はぁ、ま、寺を回ったり、大仏見たり、鹿にせんべいやったり」
『そんなおためごかしはいいんだよ!』
「じゃあこの際言いますけど、ナンパしたり、GPS持たされましたけどそれを田中達に預けて遊んだり、夜中ホテルから抜け出したり、そういうことはしましたけど、犯罪っつう犯罪はしてませんし、停学以上のことじゃないでしょ」
『それは、後々制裁が下されるだろう』
「自供しちゃったよおれ。裁量ねえんだ」
『そんなことじゃないだろう!』
「は?」
『思い出さないのかねこの姿を見ても!ああハレンチな!』
「ハレンチ?まさか」
『そう!この姿、格好!バスタオルだよ君!修学旅行最後の夜、旅館、温泉だよ近頃のガキは贅沢だなおい』
「女湯を覗いたってことですか?」
『素直でよろしい』
「してねえよ!自供じゃねえ!やってないよ!男子校だし!最後の旅館だろ!?貸切だったじゃねえか!」
『なるほど、男子校だし、他に一般客はいないから女子はいない。従業員はババアばっかだったろ、と言いたいわけだ』
「そうだよ」
『しかぁし!しかしだよ君。性欲有り余る君達がよもやあの人の存在を忘れるとは、かぁー、こりゃもうワタクシ考えられません!考えられませんよ!先生考えられません!』
「なんだよ!」
『我が学園のマドンナで引率で来ていた高橋先生のことをだよええ!?』
「うっ」
『はい動揺!動揺いただきました!先生教え子から動揺いただきました!』
「うるせえよ!まあ確かに高橋先生のこと覗いてやろうって話はでましたけど、行動に移すことはしませんでした!」
『嘘をつけ!』
「ちょっとは信じろ!いや信じてくださいよ!…のぞきの被害者って高橋先生なんですか?」
『白々しいわ!カフェオレか貴様は!』
「だから違いますって僕、少なくとも僕の班のみんなはやってませんって。しかしそういや」
『鹿だか菓子だか知らねえがそれなんて鹿せんべいだよ君!』
「めんどくせえな!そういや高橋先生今日休みですねって話!」
『そう。実は話はのぞきだけじゃない。のぞきだけならまだコラっで済ます勇気を僕にください』
「は?」
『いや、のぞきだけじゃないんだ。なんと写真を撮られていたというのだ。いや、写真は映像から切り抜いたんだろう。君これはのぞきという軽い下心じゃ済まない話だよ!盗撮だ盗撮!』
「盗撮ですか」
『そう!その写真、タオルで前を抑えた写真が今朝高橋先生の自宅に送りつけられたのだ!当然今も誰かがその元となるデータを保持している。君が』
「持ってませんよ!だけどなるほど、高橋先生はそれで、許せませんね」
『程度にもよるが、転売などもってのほかだが、今ならまだ、警察に連絡をする、で留めておこうという話になった』
「全然留めてないですけど、それは当然でしょう」
『さあ出しなさい』
「だから!あ、そういや今朝高橋先生の家に写真が送りつけられたんですよね?」
『そうだ』
「先生は写真見たんですか?」
『見るわけないだろそんなマル秘写真』
「じゃあなんでその写真の構図を知ってるんですか?」
『えっいやあのその』
「…なぜ知ってるんですか?」
『そんなの、ぱ、パッションだよ君!』
「高橋先生に構図を軽く説明されたんじゃないですか?」
『その通りだよ君!うん。その通りだ』
「女の先生の住所って基本的に生徒は知り得ませんよね?だけど教師連中は知ることが出来るはず」
『そんなものは生徒だってストーキングすりゃあわかる』
「どのように?」
『そりゃ、一旦帰路についたフリをしてって、君は先生を疑っているのか!?』
「そういや、修学旅行最後の夜、実は僕達女湯の前までは行ったんです」
『えっ!?』
「そしたら先生がいましてね。ああしっかりガードされてるんだなって僕達は諦めたんです」
『は、はは、その通り。君達みたいなきかん坊がいるから先生は前に立って』
「高橋先生はそのこと知ってるんですか?」
『いいい、いやぁ、男なら自主的にね。一々言うことじゃないだろ、ははは。はぁあ』
「あ、UFOだ!」
『えっどこどこ!?どこ!?どこよ!?』
「あそこですよ!ほら、先生早くデジカメ出して!」
『よしきた!どこ!?どこ!?』
「とう」
『あ!返せ!返せぇ!』
「猫パンチやめろ!…これは!…ばっちりとまあ。デジカメの中…真っ黒じゃないですか。先生」
『……UFOは?』
「……嘘、です」
『……ああそう。そうか嘘か…嘘か…ロマンって、大事じゃない?』
「………はい」
終わり。UFOネタっていいよねー。あっUFOだ!で万事解決。うーん、とうなったらマンダムと言うが如し。今回は、というか初見だから基本をなぞってUFOにしたけど別にUFOじゃなくてもいいんだよ。そこは読み手が察してよって部分だから。あっUFOだ!って言われたらたとえ何をしていようとも一心不乱に空を探る、そういう人にわたしはなりたい。
以上、再投稿
下の微笑シリーズがあまりにパクリだったので。
『そんなものはパッションだよ君ぃ』が好き。『そんなおためごかしはいいんだよ!』も好きです。でもUFOさんの方がもっと好き。
『ふむ。君がなぜ職員室に呼ばれたかわからないかね』
「はぁ」
『来るまでの道中、自問自答してみたのかね』
「一応してみましたが、答えはみつかりませんでした」
『なんじゃそりゃ、旅の途中かね君は』
「は?」
『胸に手をあてて考えてみんさい』
「みんさいって、ま、いいや。………何も思い至りませんが」
『ちゃんと実際に手をあてなさいや』
「語尾がむかつくなぁ。これでいいですか?」
『君の胸はみぞおちにあるのかね。もっと上だろう』
「はぁ、こうですか」
『どうだ?』
「え?いや、何もありませんが」
『その姿を見ても何も思い当たりはしないのかね!』
「はい」
『はぁーあ!真っ黒だぁ!真っ黒だぁ!』
「え?」
『お前の胸の中は真っ黒だぁ!』
「あ、タバコですか?タバコで肺が真っ黒だと。一切吸ってませんよ僕は」
『違う!転嫁かね!』
「は?」
『タバコに転嫁かね!罪を転嫁かね!真っ黒だぁ!君は真っ黒だぁ!真っ黒黒助出ぇておいで!バァ』
「…いや、あの、先生。意味がわかりません。なんですか急に呼び出して。僕別にやましいことはしてませんが」
『シラをきるつもりかね』
「は?」
『真っ黒なのにシラをきる。これじゃ黒か白かわかりませんよぉ。先生まったくわかりませんよぉ。まさしくグレーですよぉ』
「なんすか?もう帰っていいですか?」
『やましいことはしていない、と』
「はい」
『では、やらしいことをした、と』
「はあ!?」
『言葉のパズルで攻めてきましたか。もやっともやっとだぁ!もやっともやっとだよぉ!ええ!?君ぃ!』
「なんなんですか」
『もう一度胸に手をあててみんさいや』
「東京出身だろあんた」
『いいから早く』
「わかりましたけど、はい」
『では改めて訊くぞ。その姿に見覚えはないか?』
「見覚え?見覚えって、この姿になんかあるんですか?ていうか、僕がこの姿をしたら見覚えも何も、僕はこの姿が見えてないわけですから」
『…一理ある』
「はぁ」
『先生は間違ったことをしたらちゃんと謝れ、まず謝ることから始めよう、と、そう教えてきたな?』
「はい」
『いやいや、これはまったく、先生の不手際で、見えてないものに見覚えを求めた先生の不手際で、あいすみませんや』
「いいですけど」
『天に向かって唾を吐くとはこのことだ』
「いや、なに自分の行動が仇になって返ってきたみたいな言い方してんですか。謝ることはいいことじゃないですか」
『ふむ。では少し恥ずかしいが、先生もその格好をしてみよう』
「恥ずかしいんですかこの格好。やらせといて何を言ってるんですか」
『ふむ。なるほど、一理ある。これはまさに…………』
「なんだよ」
『ま、いいやな』
「思いつかなかったの慣用句を!?あんた国語の教師だろ」
『あ、老いては子に従えと云うからな』
「それでいいの!?老いては子に従えって60オーバーの人の為の言葉じゃないの?あんた30代だろ!」
『先生の脳年齢は80でしたよぉ。何度やっても80下回りませんよぉ』
「何を揚げ足とってやったみたいに!そっちの方が問題あるだろ色々と!教える立場なんだぞ!」
『まあ、教科書あるし』
「お前はなぞってるだけなんだ!」
『うん?なんだその口のきき方は』
「あ、いや」
『仮にも年上に向かって、仮にも年上に向かって、先生こんなだけど年上だかんね!』
「こんなだけどって自覚してんですか。なんか年長者であること以外に勝っているものがないダメな奴のセリフですけど」
『そんなものだよ教師なんてさ』
「はぁ」
『それでいいじゃない。人間だもの』
「うわ、だもの出た」
『では、胸に手をあてようか。はい、どうだ?この格好に見覚えはないか?』
「…やっぱり何も、どう考えても無いです」
『そんなことはないだろ!先生やり損!?よくみんしゃいな。特に腕の辺りと股を』
「股!?なんなんですか先生。一体僕になんの疑いを抱いてるんですか」
『説明を求めるか。今流行りの説明責任というやつじゃな』
「じゃなって、つうか流行り廃りっていうもんでもないような」
『先生流行りものには飛びつきたくない性格なんだよね』
「あーもうめんどくせえな!」
『うん?なんだその口のきき方は。先生こんなだけど』
「あー!うぜえ!」
『こんなだけど先生苦手だけどジグソーパズル買って途中で放置しちゃう』
「ああ!?苦手なら買うな!むかつくわ!想像しただけで頭の中キィーってなる!買ったならやり通せよ!完成作だけを見せろ!」
『いっつもピースが大量になくなるんだよね。辺のピースからなくなってくからね』
「辺のピースなくしたらきっかけつかみにくいだろ!ああもう停学覚悟でぶん殴ろうかな」
『先生殴られたら殴り返すよ。大人の暴力なめないほうがいいよ。こう、ポコスカポコスカ』
「とんでもない程猫パンチ。気持ちわるっ」
『こうね、こう、…やめて』
「シミュレーションで負けちゃってますよね」
『はあはあ……ごめん』
「なんか謝った!」
『ああいや、すみませんでした。二度と刃向かいません』
「完全に屈服した!靴なめろって言われるレベルだ!」
『靴ですか?はい』
「やめろやめろ。痛々しいわ!」
『ふう、さて、さっき停学覚悟でと君は言ったが』
「急だなおい」
『事態はもうそこまで、いやそれ以上のところまで来ているのだよ君!』
「だから、一体何があったんですか」
『先日、君達は、“卒業文集に何を書いた?”ランキング一位の、あ、ランク王国調べね』
「うぜえよ」
『修学旅行に行ったろ?』
「行きましたけど」
『いやぁ、修学旅行。いい思い出だこりゃ』
「そうですね」
『いい思い出。話してみんさいよ君の思い出を』
「はぁ、ま、寺を回ったり、大仏見たり、鹿にせんべいやったり」
『そんなおためごかしはいいんだよ!』
「じゃあこの際言いますけど、ナンパしたり、GPS持たされましたけどそれを田中達に預けて遊んだり、夜中ホテルから抜け出したり、そういうことはしましたけど、犯罪っつう犯罪はしてませんし、停学以上のことじゃないでしょ」
『それは、後々制裁が下されるだろう』
「自供しちゃったよおれ。裁量ねえんだ」
『そんなことじゃないだろう!』
「は?」
『思い出さないのかねこの姿を見ても!ああハレンチな!』
「ハレンチ?まさか」
『そう!この姿、格好!バスタオルだよ君!修学旅行最後の夜、旅館、温泉だよ近頃のガキは贅沢だなおい』
「女湯を覗いたってことですか?」
『素直でよろしい』
「してねえよ!自供じゃねえ!やってないよ!男子校だし!最後の旅館だろ!?貸切だったじゃねえか!」
『なるほど、男子校だし、他に一般客はいないから女子はいない。従業員はババアばっかだったろ、と言いたいわけだ』
「そうだよ」
『しかぁし!しかしだよ君。性欲有り余る君達がよもやあの人の存在を忘れるとは、かぁー、こりゃもうワタクシ考えられません!考えられませんよ!先生考えられません!』
「なんだよ!」
『我が学園のマドンナで引率で来ていた高橋先生のことをだよええ!?』
「うっ」
『はい動揺!動揺いただきました!先生教え子から動揺いただきました!』
「うるせえよ!まあ確かに高橋先生のこと覗いてやろうって話はでましたけど、行動に移すことはしませんでした!」
『嘘をつけ!』
「ちょっとは信じろ!いや信じてくださいよ!…のぞきの被害者って高橋先生なんですか?」
『白々しいわ!カフェオレか貴様は!』
「だから違いますって僕、少なくとも僕の班のみんなはやってませんって。しかしそういや」
『鹿だか菓子だか知らねえがそれなんて鹿せんべいだよ君!』
「めんどくせえな!そういや高橋先生今日休みですねって話!」
『そう。実は話はのぞきだけじゃない。のぞきだけならまだコラっで済ます勇気を僕にください』
「は?」
『いや、のぞきだけじゃないんだ。なんと写真を撮られていたというのだ。いや、写真は映像から切り抜いたんだろう。君これはのぞきという軽い下心じゃ済まない話だよ!盗撮だ盗撮!』
「盗撮ですか」
『そう!その写真、タオルで前を抑えた写真が今朝高橋先生の自宅に送りつけられたのだ!当然今も誰かがその元となるデータを保持している。君が』
「持ってませんよ!だけどなるほど、高橋先生はそれで、許せませんね」
『程度にもよるが、転売などもってのほかだが、今ならまだ、警察に連絡をする、で留めておこうという話になった』
「全然留めてないですけど、それは当然でしょう」
『さあ出しなさい』
「だから!あ、そういや今朝高橋先生の家に写真が送りつけられたんですよね?」
『そうだ』
「先生は写真見たんですか?」
『見るわけないだろそんなマル秘写真』
「じゃあなんでその写真の構図を知ってるんですか?」
『えっいやあのその』
「…なぜ知ってるんですか?」
『そんなの、ぱ、パッションだよ君!』
「高橋先生に構図を軽く説明されたんじゃないですか?」
『その通りだよ君!うん。その通りだ』
「女の先生の住所って基本的に生徒は知り得ませんよね?だけど教師連中は知ることが出来るはず」
『そんなものは生徒だってストーキングすりゃあわかる』
「どのように?」
『そりゃ、一旦帰路についたフリをしてって、君は先生を疑っているのか!?』
「そういや、修学旅行最後の夜、実は僕達女湯の前までは行ったんです」
『えっ!?』
「そしたら先生がいましてね。ああしっかりガードされてるんだなって僕達は諦めたんです」
『は、はは、その通り。君達みたいなきかん坊がいるから先生は前に立って』
「高橋先生はそのこと知ってるんですか?」
『いいい、いやぁ、男なら自主的にね。一々言うことじゃないだろ、ははは。はぁあ』
「あ、UFOだ!」
『えっどこどこ!?どこ!?どこよ!?』
「あそこですよ!ほら、先生早くデジカメ出して!」
『よしきた!どこ!?どこ!?』
「とう」
『あ!返せ!返せぇ!』
「猫パンチやめろ!…これは!…ばっちりとまあ。デジカメの中…真っ黒じゃないですか。先生」
『……UFOは?』
「……嘘、です」
『……ああそう。そうか嘘か…嘘か…ロマンって、大事じゃない?』
「………はい」
終わり。UFOネタっていいよねー。あっUFOだ!で万事解決。うーん、とうなったらマンダムと言うが如し。今回は、というか初見だから基本をなぞってUFOにしたけど別にUFOじゃなくてもいいんだよ。そこは読み手が察してよって部分だから。あっUFOだ!って言われたらたとえ何をしていようとも一心不乱に空を探る、そういう人にわたしはなりたい。
以上、再投稿
下の微笑シリーズがあまりにパクリだったので。
『そんなものはパッションだよ君ぃ』が好き。『そんなおためごかしはいいんだよ!』も好きです。でもUFOさんの方がもっと好き。