砂つぶ | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

砂つぶ

砂つぶになって死んだ男に、誰も彼も何も言わない
砂つぶはいつか月に帰って、月の砂漠に戻るというのに
砂つぶになって死んだ男に、誰も彼も何も言わない
砂つぶはいつか月に帰って、月の砂漠に戻るというのに
月の光は絶え絶えに、砂つぶを照らし僅かずつ
小さく運んでいくという、風に舞わせていくという
砂つぶになって死んだ男に、誰も彼もが素知らぬ顔して
砂つぶはやがて人に帰って、お前の一部になるというのに
砂つぶになって死んだ男に、誰も彼もが素知らぬ顔して
砂つぶはやがて人に帰って、お前の一部になるというのに
人の噂は絶え絶えに、砂つぶを通り僅かずつ
小さく入り込んでいくという、お前の一部になるという
砂つぶになって死んだ男に、どこもかしこも土嚢を積んで
砂つぶはいつも内側にあり、防ぎようがないというのに
砂つぶになって死んだ男に、どこもかしこも土嚢を積んで
砂つぶはいつも内側にあり、防ぎようがないというのに
死にかけ男は絶え絶えに、砂つぶに託し僅かずつ
狂ってしまえと死んだという、月の瀬帰ると死んだという